しにがみ
我々国の方々で間違いありませんか?
トントン
はい
日常組
本日はお越し頂きありがとうございます
クロノア
本日の主役であるぴくとさんがお見えになるまでご自由にどうぞ
トントン
ありがとうございます
そう言ってお互いに頭を下げる両国の書記長 堅っ苦しいなと思いつつその光景を眺める
グルッペン・フューラー
ここからは自由にしていていいゾ!
自由にしていいと言われたのでテラスに行くと 背中に強い衝撃が来る
らっだぁ
あ〜お〜い!
葵
らっだぁ?
らっだぁ
そうだよ!久し振り!
葵
久し振りだね。何年ぶりかな
らっだぁ
さぁ?結構前に離れちゃったもんね
葵
そういえばそうだったね
らっだぁ
ねぇ葵
昔のことを話していると らっだぁの声のトーンが下がった ピリピリとした空気が漂う
葵
なッ何
らっだぁ
葵が無能呼びされてるって聞いたけど
葵
!?
らっだぁ
無言は肯定と捉えるよ
葵
違ッ!
トラゾー
本日の主役がお見えになりました
らっだぁ
後で話そっか
葵
……うん
らっだぁ
行こ。葵
朱side
朱
初めて来たな。パーティとか
その辺を歩いていると声をかけられる
レウ・クラウド
朱。ちょっといい?
朱
レウ!?
レウ・クラウド
久し振りだね
朱
うん。久し振り
レウ・クラウド
聞きたいことがあるんだけど
朱
何?
レウ・クラウド
我々国にいるのは命令?
朱
……そうだよ
レウ・クラウド
あの子を無能にしたのも?
ゆっくりと頷いた 兄にまで軽蔑されるのかな? そう考えると怖かった 私にはレウだけだから。レウしかいないから たった一人の兄。肉親
レウ・クラウド
そっか。よく頑張ったね
朱
ぇ
レウ・クラウド
したくてしたわけじゃないでしょ?
朱
ぅん
レウ・クラウド
辛かったでしょ。ごめんね、気づけなくて
目頭が熱くなる でも、ここで泣いちゃだめだ 今日、目立つべき人は私じゃないんだから
レウ・クラウド
朱、もうa国から出な
レウ・クラウド
そして好きな所に行けばいい。好きなことをすればいい
なんでこういう時は空気を読んでくれないのか なんでそんなに優しい言葉をかけるのか 優しく頭を撫でてくれる 好きな所も好きなことも行きたいしやりたい でも、情報を集めなきゃa国から出ることなんて出来ない
朱
頑張って出るよ。近いうちに
レウ・クラウド
頑張れよ。行く宛がないなららっだぁに頼んで
置いてもらえるようにするから
置いてもらえるようにするから
朱
ありがとレウ
トラゾー
本日の主役がお見えになりました
レウ・クラウド
じゃあね
朱
うん
朱
頑張らなきゃ。葵さんにも謝ろう







