研究所内
中也が先頭で先に入った為か 廊下の研究員の殆どが沈められていて
叶夢
…………俺の事ぶっ壊れチートとか言ってるけどさ……
叶夢
…中也の方が、相当ぶっ壊れてね…?
太宰 治
………
太宰 治
……まぁ、うん…
太宰 治
そうだよ〔肯定した(脳死寸前)〕
叶夢
既存まで可笑しくなったら駄目だって
叶夢
ファンに怒られるって
太宰 治
今更じゃない?
太宰 治
度々私達キャラ崩壊起こってるんだから
叶夢
それ言っちゃダメな奴っ!!
太宰 治
……さてと、中也達が敵を殲滅しているなら…
太宰 治
私達は、お目当ての物を探すのに専念した方が良さそうだね
叶夢
…だな、ヤバい奴が出たーとか…殲滅終わったーとかの報告は来るだろうし……
叶夢
はー……なんか一寸残念…
太宰 治
まぁまぁ、最終日の為の温存だと考えれば…__
叶夢
っ!太宰危ないっ!〔太宰を突き飛ばして〕
太宰 治
っ……!
ドサッ
太宰 治
…っい、たた………急に突き飛ばすってどういう…………〔叶夢の方を見て目を見開き〕
叶夢
………っ…ふー…ふー……〔矢が突き刺さってる片目を抑え、恐らく攻撃を仕掛けてきたであろう者を見ながら〕
その叶夢が見ている者は 片腕にボウガンを装着しており
叶夢が反射的に投げた刀が 見事心臓に命中し、 息絶えていて
叶夢
……チッ…クソが………〔片膝をつき、抑えてる指の間から流れ出る血を拭い〕
太宰 治
…っ叶夢君、早く止血しよう…矢は抜かずその儘で……
太宰 治
もしかしたら脳まで行ってるかもしれないから…………
叶夢
……流石に、出っ張ってるこれは切った方が良いんじゃね…?
叶夢
何処かに当たったらそれこそ大惨事だろ…〔羽根の着いた所を指差し〕
太宰 治
………そうだけど…君案外冷静だね??
太宰 治
痛くないの?〔包帯出して、と付け加えて〕
叶夢
痩せ我慢だわ言わせんな〔義手から包帯を出し渡して〕
叶夢
……はぁ………気ぃ抜いた瞬間これだ、たまったもんじゃねぇ……
太宰 治
後でちゃんと与謝野女医に診てもらってね……〔硬っ、と一言零しながら矢の飛び出している所を切り、包帯を巻いてあげながら〕
叶夢
……あぁ………
叶夢
…………反射的に殺っちまったけど、大丈夫か…?
太宰 治
あ〜…………
太宰 治
……うん、私は何も見てない
太宰 治
見なかった事にしてこの事は墓場まで持っていこう
叶夢
(見てんじゃねぇか…)〔刀を引き抜き、取り敢えず傷口だけ塞いで〕
叶夢
…即死だったせいで生かす事が出来なかったなー……〔合掌しながら〕
叶夢
……んじゃ、行くか〔歩き出し〕
太宰 治
………ねぇそれ痛みってどんな感じなんだい?
叶夢
激痛
叶夢
ずーっと目に異物入った儘みたいな感じ
太宰 治
地味に面倒なやつだ
※こんな呑気に話していますが 結構な重症です
何かしらの部屋
叶夢
………それらしいもん見当たんねぇなぁ…………
太宰 治
此方も無いねぇ……
太宰 治
…もしかしたら、先読みされて別の分かりにくい場所に置かれたとか?
叶夢
そうだったら其奴絶対ぶん殴る
叶夢
こちとら片目イカレたまんま探しとんじゃ
太宰 治
普通にグロいからあまり触らない様にね〜
叶夢
んな馬鹿じゃねぇから大丈夫だっての……
ブーッブーッ(電話の音)
2人
……〔何方のからか分からない為2人共携帯を確認し〕
叶夢
……俺のか〔電話に出…念の為スピーカーにして〕
叶夢
…もしもし?
『…あ、繋がったか?』
叶夢
……どした歩邑
咲良偽 歩邑
『急で悪いがすぐ此方に合流してくれ』
太宰 治
何か不味い事でも起きたのかい?
咲良偽 歩邑
『……そうだな、結構不味い…』
咲良偽 歩邑
『お前達が最初追っていたであろう奴が現れた』
叶夢
……?"俺達が追っていた"…?
太宰 治
…………っ!まさか…「姫魏キリカ」…!?
咲良偽 歩邑
『その通り…キリカが現れた……』
叶夢
嘘だろ…此処に居たのかよ……
叶夢
……ってか待て
叶夢
なんで姫魏が居て緊急なんだ…?
叶夢
異能持ちなのはまぁ…今までの行動で分かるが………苦戦する様な奴じゃねぇと思うんだけど……
咲良偽 歩邑
『………お前…1回でもキリカの異能見た事あったのか?』
叶夢
…どういう事だ?
咲良偽 歩邑
『…彼奴、バケモン級の異能持ちだぜ……』
咲良偽 歩邑
『今俺らは何とか隠れてる状況だ…』
太宰 治
…中也が居ても隠れる様な事態になっている……?
叶夢
兎に角分かった、直ぐに合流する
咲良偽 歩邑
『助かる…場所は廊下を曲がった先の、1番近い部屋だ』
咲良偽 歩邑
『負傷者も居るから、着いたら治療も頼む』
叶夢
了解、電話は一旦切るぞ
咲良偽 歩邑
『あぁ』
叶夢は電話を切って
太宰 治
……急いで行かないとだね…
叶夢
…そうだが……少し聞いても良いか?
太宰 治
?なんだい?
叶夢
姫魏の異能って、なんなんだ?
太宰 治
………一応履歴書には、「身体能力を飛躍的に上げる異能」…と記載されていたよ
太宰 治
…けれど、違っていそうだね
太宰 治
強化系と言うだけで、あそこまで言われる物は限りなく少ないから……
叶夢
…………成程…〔ドアノブに手を掛け〕
太宰 治
……そろそろ行くかい?
叶夢
あぁ、急ぐぞ〔部屋を出て〕
廊下(曲がった先)
先程まで居た廊下と比べ、 そこかしこに傷が付いており
床には血の跡が…よく見ないと分からない程のが付いていて、 すぐ近くの扉の先まで繋がっている
叶夢
…………これは……
太宰 治
……物凄い戦闘が繰り広げられたんだね………至る所に夥しい量の傷が付いている…
太宰 治
……唯の刃物類じゃこれだけの傷を付けるまでに何本か折れているよ……〔壁に着いていた傷を撫でながら〕
叶夢
…………〔辺りを見渡し〕
叶夢
…今は誰も居ねぇみてぇだな………姫魏が居たって話だったが……
太宰 治
恐らく…咲良偽君達を見失って、戻って行ったんだろうね
太宰 治
それか探してる真っ最中か……
叶夢
…………取り敢えず、あん中入るぞ〔扉に近付き〕
太宰 治
そうだね、一旦は合流を優先しよう〔同じく近付き〕
叶夢
…………〔ドアノブに手を掛けようと手を伸ばし…その手を1度引っ込め〕
叶夢
…なぁ………
叶夢
1回、ノックした方が良いかなこれ……
太宰 治
それ考える事かい??
太宰 治
……まぁ、1回やってみれば?
叶夢
ん、りょーかい〔コンコンっとノックして〕
…………叶夢達…か?
叶夢
…おう、そうだ
叶夢
一応、驚かせない様にってノックした
………どうぞ… ロック自体してねぇから、 入れると思うぜ
叶夢
ん、分かった〔ドアを開けて〕






