朝 学校の登校中の出来事だ
怜央
お、結月おはよう。
結月
お、おはよう…
怜央
そんな緊張してさぁ言わないで〜?幼なじみだろ?
結月
そ、そうですね……
怜央
タメ語も禁止!!
結月
は、はい……
怜央
ん?何それ??
結月
わ、その本はぁぁ……
怜央
「鏡の向こうのその世界」
怜央
なにそれ!面白そー。
怜央
読んでみてもいい?
結月
う、うん……
怜央
サンキュ〜
1週間後
怜央
いたいた!結月
結月
な…なに??
怜央
この本ありがとな!面白かったよ…!俺本苦手だけど買うくらい面白かったぞ!
結月
ほ!ほんと!?
怜央
なに??そんな驚いて?いつもの結月じゃないぞっ!
結月
ご、ごめん…
怜央
いいのいいの〜
怜央
じゃあサンキュ
結月
あ…あの!
怜央
ん?
結月
もっと…本を読んでみたいと思いませんでした…?
怜央
え?なになに?おすすめあるの?
結月
良ければ私の家に来て本を見てみませんか…?
怜央
え!いいのー言ってみたぁい!
結月
じゃ…今日…きてね……
怜央
うん!行くね!
怜央
お邪魔しま〜す
結月
怜央くんこっち……
怜央
う、うわぁぁ!!
結月
ど、どうしたの??
怜央
図書館じゃん。めっちゃ本ある〜!!
結月
あの…ね、わ、私…
結月
小説家なの……
怜央
えー!そうなの!!
結月
「鏡の向こうのその世界」
結月
それは…私の処女作なの……
怜央
え、すげー!てかもう100万部突破してたよな!!
結月
う、うん…
結月
だから…怜央くん…これ…見て欲しいな…
怜央
何この本!面白そう!
結月
良ければさ…私の作った本いっぱい読んで欲しいな…
怜央
うん!俺も本好きになってきた!!ありがとな。結月。いっぱい読んでみるよ!
END