「ねぇあなた...」
『██、どうしたんだい?』
「ゆうのことなんだけど...」
「どうやら、██を持っているみたいなのよね...」
『何だって...?』
「明らかに██████なのよ...」
『この事が██に██たら...』
「どうしましょうか...?」
『ゆうを...殺すしかないな...』
「そんなっ...」
『これは...仕方ないんだ...』
「でも、悠穂はどうするんです?」
「悠穂はゆうと仲がいいみたいですし...」
『私の能力を使う...』
「まさか...」
『ああ、《記憶操作能力》を使って、悠穂からゆうの記憶を消し去る』
「ううっ...」
『恨むなら運命を恨もう...』
ゆう
ゆうは、両親が自分を殺そうとしていたことを聞いてしまった
自分の██が、周りから避けられる原因となることを知って、とても悲しんだ、苦しんだ
ゆう
ゆうは、両親に気づかれないように、王室を飛び出した
ゆう
ゆう
当時6歳だったゆうにでも、家族から殺されようとしているという事実は、とても酷なものに感じた
行く宛もなくただただ走り続けた
涙で前が見えなくなり──
ゆう
海へ足を滑らせてしまった
...い...おーい!
ゆう
蒼
海に溺れ、炎雷の領海へ流れてきたゆうを助けたのは、当時19歳で王下部隊の、祥氷蒼だった
ゆう
蒼
蒼
ゆう
蒼
蒼
蒼
ゆう
蒼
ゆう
蒼
ゆう
ゆう
ゆう
蒼
蒼は、それ以上は詮索しなかった
知ってはいけないことだと、直感したから──
悠穂
悠穂
兄弟がいるかもしれないことについて、悠穂がこう思うのには、理由があった
7年前のとある日、目が覚めると、悠穂は両親にこんなことを聞かれた
「悠穂、昨日、何してたか覚えてる?」
悠穂
『その時、誰かと一緒に遊んだかい?』
悠穂
思い返すと、そんな風に聞かれたのは一回しかなかった
そしてもうひとつ
"一人っ子にしては、服の数やおもちゃの数が多かった"
服には、自分には入らないサイズのものがあった
それらは、一年もたたないうちにすべて無くなっていた
悠穂
悠穂
悠穂
対象一人の生まれてからの記憶をすべて操ることができる──
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
次は6/29(火)投稿予定です。
コメント
11件
██を持ってる……? うーん……
⬛︎⬛︎は能力かな? ゆうくんの能力は公には出来ない程 強力で…みたいな感じかな…
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