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〜Betrayal and friendship〜[完]

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〜Betrayal and friendship〜[完]

6 - Those who disturb

♥

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2021年02月07日

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恭平

戻すって…どうやって…

丈一郎

そうや。

丈一郎

多重人格を戻すなんて…

大吾

俺にもわかんねぇよ…

大吾

けど…

和也

できるかもしれない…

大吾

えっ…?

和也

俺に考えがある…。

和也

みんなも協力して欲しい。

大吾

それはいいですけど…。

和也

けど…4人だと人数が少ないな…

和也

あと2人ぐらいいればなぁ…

大吾

2人…?

大吾

あ。

一斉に2人に視線を向けた。

駿佑

はっ?

恭平

なんだ。ここにいたじゃん。

謙杜

いやいや、なんで俺らなんだよ。

駿佑

てか、こいつが了承するわけねぇだろ。

そう言って俺に指を指す。

大吾

ありだな。

駿佑

なんでだよ…。

大吾

お前、そんなこと言えると思ってんのか…?

謙杜

は…?

大吾

レオが命令したとしても、

大吾

場を見るとお前らは誘拐犯。

大吾

今すぐ警察に通報してもいいんだぞ?

大吾

お前らは犯罪者なんだから…。

駿佑

チッ…

駿佑

分かったよ…

謙杜

やればいいんだろ…やれば。

流星

ごめんね大吾…。

流星

僕のせいでこんなことになって…

大吾

心配すんな。

大吾

お前のせいじゃないだろ。

流星

大吾だけには話しておくね。

流星

僕が多重人格になった原因。

6年前

僕が中学1年生のころ。

この頃から、大吾たちとは仲が良かった。

この時だった。

僕の何かが壊れて、

別の人格が現れたのは。

毎晩喧嘩ばかりしていた

お父さんと離婚して

お母さんと2人暮らしになった。

お母さんは毎日いろんな男の人を連れてくる。

みんなみんな、違う人。

明るくて優しかったお母さんは

変わってしまった。

ボゴッ…ドカッ…

流星

いっ…た…

流星の母

なんでこんなことも分からないの!?

流星の母

なんで私の邪魔をするの!?

ボカッ…

流星

おかあ…さん…

流星

やめっ…

流星の母

この出来損ないが!!

流星の母

あんたなんか…

流星の母

あんたなんか…!!

ボコッ…ドゴッ…

流星

ひっ……

流星

やめてっ…おねがい…

流星

ぐすっ…泣

流星の母

あんたなんか…

流星の母

産まなきゃよかった。

流星

これが…

流星

僕が多重人格になった原因。

流星

このせいで、

流星

僕にはレオという新たな人格が出来た。

大吾

…。

大吾

なんで俺らに言わなかったんだよ…。

流星

言えないよ。こんなこと。

大吾

なんで。仲間じゃねぇのか?

流星

小学校の時、

流星

いじめられてた僕を

流星

大吾が助けてくれたよね。

流星

僕と大吾が初めて知り合った時。

流星

覚えてる?

大吾

あぁ。覚えてるよ。

流星

あの時にもう僕は仮を作ったんだ。

大吾

だからって…

流星

もうこれ以上。

流星

迷惑はかけたくなかった。

大吾

お前何言ってんだよ…

大吾

仮を作ったから頼らない…?

大吾

俺ら仲間じゃねぇのかよ…!?

流星

そう思ってるよ…!

流星

けど…

大吾

頼れよ。

大吾

甘えろよ。

大吾

俺が支えてやるから…

流星

……ごめん…。

大吾

聞きたくねぇよ。

大吾

謝る言葉なんか。

大吾

お前が抱え込むことじゃない。

大吾

恭平や丈や俺だっている。

大吾

大橋さんや、あの2人も協力してくれる。

流星

大吾

だからお前は心配せずに…

流星

っ…

大吾

流星…?

流星

はぁ…はぁ…

バサッ…

タッタッタッ…

大吾

流星…

流星がいきなり走り出して

一直線に向かっていった。

大吾

流星…!!

カンカンカンカン…

流星が向かっていったのは

サイレンが鳴り響いていて

そろそろ閉まるであろう様子の

踏み切りだった。

〜Betrayal and friendship〜[完]

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