ぽゆ
今日のテスト、難しかった〜
詩音
それなー!
詩音
難しかったよね!
ぽゆ
うんうん。それにさ、あの問題が―
詩音
ねぇ、あの子さ…
ぽゆ
ん…?
詩音
ほら、あそこに立ってる!
ぽゆ
あー、小学生?
詩音
そう、あの子さ、昨日もいなかった?
ぽゆ
え…?いや、気にしてなかったわ
詩音
しかも、同じ位置にいたよ!?
ぽゆ
いやいや…昨日、6時過ぎてたし…
詩音
ほんとだって!ねー、遠回りしていこうよ!!
ぽゆ
んー…まあいいけど…
次の日
ぽゆ
ふぁー、ねむ〜…
詩音
…
ぽゆ
今日は静かやね〜?
詩音
また…いる……
ぽゆ
え?
ぽゆ
あー…
詩音
なんか近づいてきてない?
ぽゆ
言われてみれば…
詩音
私、もうこの道通りたくない…
ぽゆ
ええ…でも他の道だと…
詩音
遠回りなのはしってるけど
詩音
なんか怖いよ…
ぽゆ
……わかった。遠回りしてこ。
それから、帰るときは必ず遠回りをするようになった。
ぽゆ
うわ…やば…早く帰らなきゃ…
ある学校の帰り道。 時間が無く、あの道を通っていた。
ぽゆ
やばやば!
ぽゆ
ん…あれ、女の子…
ぽゆ
どうしよう…でももう遅いし…
ぽゆ
交番にでも行くか…?
そうして私はその子に近づいた。
ぽゆ
ねぇ、何してるの?
ぽゆ
もう遅いよ?帰らないの?
女の子
……うん
ぽゆ
一緒に交番に行こう?
ぽゆ
危ないし…
女の子
お姉ちゃん、よかったね。
ぽゆ
え…?
女の子
お姉ちゃん、1人目だよ
グサッ
ぽゆ
え…?な、んで…
女の子
ふふ、やった!私、赤色大好き!
女の子
ランドセル!素敵でしょ!
女の子
次は誰にしようかなぁ!
女の子
ふふ、きーめた!
女の子
次は!
あなただよ?