変態思考ですいません

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chapter 10

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数分前の話

すちくんが 、 かき氷屋さんに行っている間に近くの電柱に体重をかける

ぎゅっ

え .ᐣ

すると 、 小学生低学年くらいの子が俺の手を握る

けど 、 俺の顔を見てびっくりしていた

ん - 、 ここでほっとくのもなぁ …

すちくん … まぁスマホあればいいよね 、 .ᐣ

うん 、屋台を何周もしてるだけ …

ただ歩いてるだけだから …

スマホ 、

充電ない 、

終わったかもしれん 、

りんご飴の屋台に並ぶ

けどやっぱり 、 この子は家族に会えないのが怖いそうだ

… なんか 、 慰める方法 …

すちくんどこぉ … .ᐣ

迷子の子は無事家族と会えた

その後、また屋台を何周かするが中々見つからない

足 … 痛めちゃった 、

指の間を痛めてしまい 、 下駄を履いて動くのが困難になってしまった

そのため 、 屋台から離れた場所で下駄を脱ぐ

靴下を自分の鞄の中に入れて 、 片手で下駄を持つ

歩こうとしたら近くのスピーカーから放送が流れる

- ＿にお越しくださり誠にありがとうございます -

- まもなく、花火が上がります -

- 残り3分はありますので、混雑のないようゆっくりと会場へ起こし下さい . -

花火が始まることを知らせる放送だった

あと3分までに 、 会える 、 .ᐣ

ホントだったら走るだろうけど 、 祭りなため地面には色んなゴミが落ちている

そのため 、 裸足で歩くには慎重に行かないとだ

… １回 、 だけでもいいから

ちょっとだけ走ってみようかな 、

スマホを片手に何回も電話をするが繋がらない

メッセージの既読もつかず数時間が経つ

そう言われながら 、もう片手の浴衣の裾を引っ張られながら花火の会場へ行く

みこちゃん …

祭りから少し離れたベンチの近くでうずくまる

鳴き声を殺し 、コンビニで借りたモバ充で充電が終わるのを待つ

なんで俺ってこんな失敗ばっかなんやろ 、

足も結局はさっきより痛めてしまい 、 歩くのが怖くなる

空から聞こえる大きな花火の上がる音は 、 俺の心を沈ませるばかりだった

親友のすちくんの声がしてふと顔を上げる

すると 、 ちゃんとすちくんが目の前に居た

息が上がっていて 、 汗もすごく浴衣も少し乱れていた

すちくん …

すちくんが見つけてくれた安心と 、 自分の情けなさに目の周りが熱くなる

自分でもわかるくらい震えた声で謝る

顔 … 見れない 、

そういい 、 俺に背中を向けてしゃがむ

そんなすちくんの優しさに甘える

らんらん何言ってるんだろ 、

そういい ゆっくりとベンチへ歩く

そういい 、 また体を縮こまって花火を見る

こっちを見て 、 にこりと微笑む

何故だか走っていた時より心臓の音がうるさかった

あの … これって黄ｻﾏが色んな妄想する物語ですよね‪‪🙄‬なんでエモいんですか😡