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ユ〇ギは部屋に戻ってイライラしていた。
顔も性格も似ているウルフが昔から気に入らなかった。
大事なものは全て盗られて取り返しての繰り返し。
腐れ縁と言うことすらも吐き気がするくらいの仲。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
その頃、〇〇はウルフと一緒にビルの中間にある一室に来ていた。
〇〇
〇〇
〇〇が部屋に入ったことを確認したウルフは静かに鍵を閉めた。
【悪い話じゃねぇよ】
〇〇
【そんな俯くな。】
距離を詰めようとするウルフからゆっくり離れる。
〇〇
〇〇
【じゃ単刀直入に言う。】
〇〇
【俺の女になれ。】
また、ユ〇ギにそっくりな顔で笑う。
〇〇は一瞬、固まってウルフを見つめる。
〇〇
〇〇
〇〇はキッとウルフを睨んで自信満々に答えた。
【なんで? 俺ユ〇ギとそんな変わんねぇじゃん】
〇〇
〇〇
〇〇
【あ?】
〇〇
〇〇
【なんだそれ、、。】
〇〇
〇〇
【んなの、あいつも一緒じゃ、、】
〇〇
〇〇
そういうと〇〇は魔法学校でもらった杖をウルフに向けた。
〇〇
【、、、】
〇〇
〇〇
【ユ〇ギの奴を信じられるって言うんだな?】
〇〇
〇〇
【本当は不安なんだろ。】
【いつ自分を捨てるかわからない。】
【何の役にも立てない。】
【そんな恐怖に怯えながら側にいるのか?】
〇〇
【可哀想にな、、今もこうしてる間、他の綺麗な女性でも見つけてるんじゃないか?】
その言葉に、〇〇が今まで溜めていた不安が溢れ出そうになる
〇〇
ポロポロ涙を流す〇〇。
ウルフが〇〇の頰に手をあてた。
〇〇は首を横に振る。
〇〇
【お前は結局、誰からも愛されない孤独なお姫様なんだよ。】
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇はウルフから離れドアの方へ向かった。
しかし鍵が掛かっててうまく開けれない。
〇〇
〇〇
すがりつくような思いでか細い声がユ〇ギの名前を叫んだ瞬間
すでに〇〇の後ろまで迫っていたウルフが深くため息を吐いた。
【、、そんなにユ〇ギがいいのかよ。】
震えるようにこくりとゆっくり静かに頷く〇〇の目は涙で濡れて真っ赤に腫れている。
【なら、、なおさら奪いたくなる。】
そう言って〇〇をドアに押さえつけた。
〇〇
不敵に笑うウルフは、簡単にドアの鍵を開ける。
〇〇
【何。逃げないの?】
〇〇
〇〇は、とりあえず逃げようと必死に部屋を飛び出してエレベーターへ走る。
その後ろ姿を見つめながらウルフが呟いた。
【あの女は、ユ〇ギの目の前で奪った方が面白そうだな】
〇〇はある場所に向かって走った。
どのくらい走ったかはわからない。少し高いヒールで慣れていないため足は血だらけだ。
たどり着いた場所は屋上だった。
いつもだったら夜景が綺麗に見えるはず。
でも今は涙で真っ赤に腫れた目は視界が眩んで見えづらいし、散々だった。
本当だったら星も見えるはずなのに。
〇〇の周りは全て暗く感じた。
〇〇はその場で座り込んだ。
もう、限界だった。
〇〇
〇〇
溢れる涙と苦しい気持ちが止まらない。
その時
震えた身体をふわりと後ろから優しく抱き締められる。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
俯く〇〇の顔を覗きこむユ〇ギ。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
と察するように呟く。
その瞬間、また〇〇はポロポロ涙を流して泣き始めた。
〇〇
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
部屋に戻り、泣き止まない〇〇を包み込むように抱き締めてあげて頭を撫でる。
ユ〇ギ
って呟くユ〇ギの顔も少し悲し気だ。
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇は俯いた。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギは〇〇の頰に手をあてて顔を上げさせた。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
じんわりと心に染み込むような言葉に、〇〇はまた涙目になる。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
次の日
〇〇
〇〇
〇〇はいつの間にかベットで横になっていたのだった。
部屋にはユ〇ギの姿はなかったがリビングにはテ〇ョンがいた。
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
〇〇
すると突然
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
この時はまだ、どういうことかわからなかった〇〇だったが、
その言葉の意味を知ることになるのは、案外そう遅くはなかった。
そこへ
テ〇ョン
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇はテ〇ョンとお留守番することに。
この地に来てからもユ〇ギはやっぱり忙しい。
盗賊として、組織の幹部としている時はユ〇ギより位の高い上の人間はたくさんいるわけで。
仕事とかは一筋縄ではいかないし、結構苦労してるように見える。
〇〇
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
と気を使ったテ〇ョンに連れられて屋上へ向かう。
そこには綺麗な景色はもちろん、ライトアップされたプールと、、
そのサイドには黒コートのガタイの良い人達がたくさん。
そしてやっぱり
〇〇
〇〇
テ〇ョン
機関の中でも1人目立つあの人物、、
〇〇を見つけて、口角を上げたその笑顔は本当にユ〇ギそっくりで嫌な奴だとわかっててもドキッとしてしまう。
テ〇ョン
テ〇ョン
何かを悟ったテ〇ョンがすぐに〇〇の腕を引っ張る。
〇〇
〇〇
と引っ張られる力に負けて身体がテ〇ョンに肩向いた瞬間。
逆の手を誰かに掴まれる。
【逃すわけねぇだろ?】
またすぐ耳元で低く囁かれたあの声。
恐る恐る振り向くと、ウルフがぴっとりと〇〇にくっつくようにそこに居た。
テ〇ョン
テ〇ョン
とテ〇ョンが睨むが
【部外者は引っ込んでろ。】
と殺意に沸いたような冷たい目でウルフが牙を剥いた。
テ〇ョン
テ〇ョン
【あ?】
テ〇ョン
テ〇ョン
【んなことは聞いてねぇんだよ。】
【つーか、1人で護衛できるような腕を持ってるようには見えねぇな?笑 弱そうだし】
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
バチバチと2人の間で飛び交う火花。
〇〇はあたふたしながら止めに入る。
〇〇
でも、2人が〇〇の手首を握る力はより一層強くなるばかりで
〇〇
と〇〇がぎゅっと目を瞑るとウルフはふっと笑った。
【その顔、、】
〇〇
【、、まぁあいつがいないなら面白くもない。】
〇〇
【、、】
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョンのいつものニコニコした笑顔が戻ってホッと一安心する〇〇。
部屋に戻ると、テ〇ョンが頭を抱えながらソファに座った。
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
〇〇
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
にっこり笑う〇〇に、テ〇ョンは思わずドキリ。
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
〇〇
テ〇ョン
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
テ〇ョン
突然の低い声にギクリ、と肩を震わせる〇〇とテ〇ョン。
後ろを振り向くと、寝室のドアにもたれ掛かっていたユ〇ギが不機嫌そうにテ〇ョンと〇〇を見ていた。
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
ユ〇ギ
ユ〇ギ
テ〇ョン
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
ユ〇ギ
テ〇ョン
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
ユ〇ギ
テ〇ョン
ユ〇ギ
ユ〇ギは〇〇を真剣な眼差しで見つめる。
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョン
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
ユ〇ギ
ユ〇ギ
テ〇ョン
テ〇ョン
テ〇ョンは最後に〇〇の頰にキスをした。
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
そのあとユ〇ギはソファーに座った。
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
ユ〇ギ
ユ〇ギ
《ふぅーん。婚約者のあの子、、昔あったことあるのよねぇ〜》
【え、どこでだよ。】
《あの子がまだ8歳、?いや9歳くらいだったかしら?》
《その時に、、、ね。》
【お互い覚えているのか?】
《どぉ〜かしら?でも》
《あの子が真実を知った瞬間。私のことを恨んでしまうんじゃないかしら?》
【え?】
《そしてあの子はまた鳥籠に閉じ込められ、自由を失う。》
《私は絶対、ミン・ユ〇ギを手に入れる。》
影から謎の女の存在には、未だ誰も気づかない。