krpt短編🔞

最悪だ

今日はメンバーとお出かけ

なのに、

アレが来てしまった

俺は生理男子だ

通常生理というのは女性がなるもの

だが、稀に女性ホルモンが発達している男性にもくることがあるらしい

何かの病気という訳ではなく

体質だから、治す方法は無い

ホルモン注射で良くなるらしいけど

俺は怖くてしない

俺はこの体質が嫌いだ

生理の症状は女性と変わらない

頭痛がしたり、

人それぞれ

俺は基本的には耐えれるんだけど

1年に二回ぐらい、重い週が来る

俺が食べ物を噛んだ瞬間

お腹に激痛が走った

しかもドロッとした感じ

今週は特に重いのかもな

俺はメンバーに言うのが怖い

嫌がられたり

気持ち悪がられたり

メンバーがそんな事しない人だとは分かってる

だけど俺は怖い

俺は必死に偽りの笑顔を作る

みんなの目線がこちらに来る

心臓の音がうるさい。

俺は毎月隠す事を1年続けた

こんな所でバレてたまるか。

🐸さん目線

俺は気づいてるよ。

🐑くんが生理男子だと言うこと

必死に隠しているようだから

本人にも

メンバーにも言っていないけど

いつか。🐑くんが

心を開いて

言ってくれるのを待っている

でも

時々辛そうな表情をするし

隠すのだって辛そう

思い切り"辛い"と言えた方が

🐑くんにとって幸せな気がした

だから

俺は今日🐑くんに言おうと思う

🐑さん目線

もう嫌だよ

今の体調を考えたら

お出かけなんて行きたくない

メンバーとのお出かけ。 楽しいに決まってる

だけどやっぱり嫌だ

でも、そんなこと言ったら悲しむと思って

言わない、

言えないけど。

そう思ってると、扉が叩かれた

🐸さんだ。何か用かな、？

突然言われて俺はびっくりした

まさかバレたのかと。

ヒヤヒヤしていた

俺は全身の血の気が引いた気がした

その事を知っている人が少ないのに

生理男子という存在すら知らない人の方が多いのに

まさか俺がそうだと当てられるなんて

証拠が無いなら否定する

必死に隠すため。

そう言われて俺は気づいた

メンバーを信用してないんだって

メンバー皆は俺を信用してくれてる

なのに俺は小さなことで信用していなかった

俺は気がつくと涙が額に流れていた

俺の本音が涙と一緒に溢れ出す

そう言うと、🐸さんは俺を包むように抱いてくれた

俺は今自覚した

隠している時。

寂しくて、辛くて

怖くて。

メンバーの温かさを感じたかったんだって

ううん。

🐸さんに甘えたかったんだって

俺はその一言が

凄く心に響いた