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うりりんの孤独に胸が苦しくなってくる…そりゃ急に友達全員がぱったりと消えちゃったらそうなるだろうな…しばらく🍗❄️見れないのはすごく残念です😭
初コメ失礼!🎸さんは🍪さんのことが好きなのかな?めちゃくちゃ土曜日楽しみです!
🎸回想編により🍗❄️ちゃんおやすみ💤です。三話目くらいから考えていて、はやくだしたかったお話でした。 目標来週土曜日に出す予定です、よろしくお願いします🙇
俺らが遊んでいると
ちょくちょく
のあさんも加わることがあった。
naさん
jpp
jpp
naさん
それなりにお淑やかな女子校に通っている のあさんなので、大人しいかと思いきや
ur
たつや
naさん
割と元気なほうだった それが
naさん
jpp
じゃぱぱの前では特に、だ。
ur
no
sv
sv
たつや
mfくん
ur
ここにいるみんなが… きゅうりをかじる男に注目した。
jpp
うた歌うの苦手なくせに
jpp
no
スッ
スマホをじゃぱぱの前にかざす容赦ないなおきりさん。
jpp
mfくん
no
sv
jpp
naさん
俺たちの一連のやり取りを見ていたのあさんがお腹を抱えて笑い出した。
jpp
jpp
naさん
jpp
ur
罰ゲームはカラオケ!なんて言うからなんでだろうと思ってたけど…
のあさんを誘う口実だったのか
ur
ur
似た世界で生きているとは聞いたけど …明らかにわかる、同志以外の感情。
のあさんの雰囲気からしても まんざらじゃなさそうだな…
甘くてかわいいやつだな。
たつや
ur
ur
たつや
たつや
ur
変な方向に勘違いするたっつんに 大きな声を出してしまった。
no
sv
mfくん
俺とたっつんの前で並ぶ三人が 肩を振るわせている。 聞いてんのかい、助けろよ…
ur
たつや
ur
ur
たっつんからしおらしく謝られて 俺は誤解を解くのに苦労した。
のあさんとは学生時代 あまり会話をしなかった。
no
シャカシャカシャカシャカ!!
mfくん
シャンシャンシャンシャン!
jpp
naさん
ur
naさん
たつや
まぁ昔からの仲とは違い 俺に対してはかなりよそよそしい
何度あっても 名前を覚えてくれなかった。
ur
ur
うーん、少し黙っていたら 見かねたたっつんが耳打ちしてきた。
たつや
たつや
たつや
ur
たつや
ur
俺の顔を見ていつも 申し訳なさそうにしてたのは
そのせいだったんだな。
jpp
いつのまにか歌い終わっていたらしい 画面に出された点数を指差すじゃぱぱ。
ur
たつや
jpp
sv
naさん
jpp
jpp
八つ当たり気味に じゃぱぱは俺を指名する。
ur
jpp
jpp
じゃぱぱが自分のことのように 自慢している。
naさん
のあさんが言葉を濁す。 やっぱり覚えていないらしい。
ur
最近よく聴く曲をいれた
naさん
naさん
ur
イントロが流れてのあさんが顔を上げた
naさん
にこり
ur
ur
初めてむけてくれた笑顔
no
no
マラカスを振るなおきりさんに、 俺は首を横に振った。
ur
no
のあさんの横顔を盗み見ながら
なんとか一曲歌いきったー…
歌って遊んだ
帰り道
no
sv
たつや
mfくん
ur
ur
ur
ur
jpp
jpp
naさん
のあさんが感動してくれたのか、もっともっと!とどんどん歌わされ
jpp
のあさんも歌いたくなったのかしまいには一緒に歌った。
明らかに口を尖らせる友人に苦笑する。
そりゃつまんないよな
好きな子が他の男を褒めてたら。
ur
jpp
拗ねてるじゃぱぱに のあさんはわかりやすくふっと息を吐く。
naさん
jpp
俺と歌ったことなんて、なんともない。 ただ歌いたくて歌っただけなんだ。
naさん
のあさんは じゃぱぱしか見てないんだ。
ur
たつや
たつや
no
のあさんと同じ家に帰る二人が慌て出した。
naさん
naさん
no
ur
のあさんの家は色々厳しい。 同じ組のたっつんとなおきりさんも、合わせるように急いで帰ることが多かった。
たつや
no
naさん
ur
いきなり声をかけられて驚く。
初めて話しかけてくれたからだ。
naさん
じゃあ、また
三人は賑やかな夜の人混みに紛れて行った。
jpp
ur
好きな子が他の男に歌聴かせてください!とか言ってても…俺に嫌な態度とか取らないんだな。
じゃぱぱのそーゆーところ 凄くて一番好きなとこだった。
ur
sv
sv
mfくん
ur
jpp
護身術とか、ボスとか
馴染みのない単語が出るたびに
俺の前には一線が引かれる。
ur
わかってる、俺も逆の立場なら同じことをしてるだろう
それでも
同じ世界に行きたいと思うのは ダメなのかな。
夏が過ぎ秋も過ぎた。
卒業間近
草木が芽吹き
梅の蕾が膨らむ頃
ur
三年生はもう自由登校で 俺も含めみんなもほぼ学校に来てなかった。
ur
俺は必要な書類をもらいに久々学校に来たところ
ur
ur
寒さに耐えきれず
マフラーに鼻までうずめる
門を出て、視線を上げると
naさん
ur
ur
naさん
制服姿ののあさんがうちの高校の前に立っていた。
ur
naさん
そのあたりは
なおきりさんやたっつんに聞けば一発でわかるんじゃないのか。
じゃぱぱにLINEして聞けばいいのではと
疑問に思っても聞けないので そのままのあさんの質問に答えた。
ur
ur
naさん
naさん
明らかに様子がおかしい。
naさん
naさん
のあさんは独り言のように 静かに話した。
ur
naさん
naさん
ur
ピンと来た
家のことか、あっちの世界のことだ。
naさん
naさん
naさん
naさん
naさん
ur
言ってることは支離滅裂だが
なんとなくわかった。
彼女の中で"なんでもなかった毎日" が終わろうとしているのだ。
naさん
目に溜まる涙が落ちる直前に のあさんは両手で顔を覆った。
泣く君に寄り添う権利はアイツにある。
俺ではない。
俺はそっち側の人間ではないから
全てを理解できない。
もどかしくて
辛い
naさん
naさん
naさん
ur
naさん
ur
ur
naさん
ur
ur
naさん
諦めたような声色
ごめん
未来の約束なんて辛いかもしれないが 希望ぐらい持ったって
バチは当たらないだろう。
naさん
ur
ur
naさん
ur
naさん
naさん
ur
名前と"好き"だけ聞いて こんだけ動揺するなんて
ur
すぐに
じゃぱぱに連絡しなくちゃ…
でもこの日を境に
俺の前からみんな姿を消してしまった。
まるで最初っから存在しなかったように
いなくなってしまったんだ。
のあさんが泣いた日から
みんな消えてしまった。
卒業式にも来なかった。
つてで もふくんの学校の人に聞いてみても
もふくんも卒業式にいなかったらしい のあさんも
あの日から学校に来なかった と、聞いた。
空が青くても嬉しくない。 桜が咲いていても 顔を上げることができない。
ur
わかってる
きっと何かあったんだ。 じゃなきゃスマホすら繋がらないなんて…ないだろうから。
"特にうりっっ!手は指は!? ゲガしてない?"
"なんでよ!俺やだよ、うりりんのピアノ聞けなくなるの…"
ur
"俺はうりりん好きだからっ! 友達じゃん!!"
ur
俺は専門に進んだ。
それなりに友達もできた。でも
じゃぱぱたちが特別過ぎた。
ur
みんなの顔見て…声を聞きたかった。
じゃぱぱたちから見れば 危険なことに巻き込みたくなくて
俺と距離を置いたんだ。 でも
ur
ur
ひとりぼっち
ur
ur
なら
探し出してやる。 自分が危険なことをするとは重々承知だ。
ただ会いたかった。 みんなに会いたかった。
それから俺はなんでもいいから 桃虹組や天龍会の名前をきくところへと
足を運んだ。 ネットでも人伝でも噂でもなんでもいい
とにかく行ってみる
…
ur
名前を頻繁にきくバーへ バイトして潜り込む
そこで耳にした情報を 桃虹組、天龍会の名前があるものと交換した。
のちに
情報は金になると知った。
一つの情報から手繰り寄せるように
次の情報を手にする。
それを売り、また別の情報を買う。
ガッ!!
ur
…
…
ur
もちろん危険なことは多々ある。 でも じゃぱぱに会うためにはまだ死ねない。
それにもう引き換えせないところまで来ていた。 会うためにも前に進むしかなかった。
情報を売り買いしていると
ツテで武術や体術を教えてくれる人や 積極的に天龍会の情報を流してくれる人と繋がりができた。
ur
ur
色んな人からこちら側の世界の あらゆることを教わった。
命の危険に晒されることも多々 特に武術・体術はこの頃覚えた。
ur
俺が弱音を吐くと 実践に待ては通用しないと怒られた。
ur
武術きつい体術ほんとにしんどくて…
俺体育そんなとくいじゃねーって
そんとき気づいたっけ
銃の扱いも同時に覚えていった。
実際に握る銃は重みがあって… すごく緊張した。だけど 武術よりも銃の腕前の方が良かった。
ur
エイムの良さが役に立つとは。
とにかく天龍会--- じゃぱぱと会う糸口を探す。
そして
高校を卒業して、八年目…にもう時期さしかかるころ
ur
ドサッ!
目隠しをされどこかに連れてこられた。
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ur
黒に染まりきれない グレーの世界にも慣れた頃
俺は情報屋として名の知れた者になっていたらしい。
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…
何日か前から付けられていたのか 日中堂々と連れてこられたのである。
ur
ur
情報屋という仕事柄、誰だと考えても
周りは敵だらけで どこの誰かもわからない
視界がないなかなんとか 五感を頼りに把握する。
ur
あの仏壇のお線香のような香り…
ur
男たちの話し声は遠く
多分…二人だ。 手の大きさやなるく触れただけだが
無駄な動きもなかった 体格のしっかりした
"それなりの"プロ
ur
交渉中ということか ならば
俺を連れてくることが 交渉条件だったのか!?
ur
ur
でもまだ死ぬわけにはいかない
ur
物事には必ずどこか 隙があると俺は考えてる
ur
俺はみんなに、じゃぱぱに会うまでは 死ぬことができない。 死んじゃいけない。
ur
話し声がやんだ。
こちらに近づく声、するような足音…
あ
声
知ってる
俺知ってる
ur
ur
ur
ur
ur
体を起こし
その反動なのか目隠しの布が落ちていく
明けてゆく視界
ぼんやりする輪郭はしだいにはっきりと
jpp
八年ぶりにみるお前の瞳は落ち着いてて あの頃の無邪気さなんてものはなく
厳かな風格だけが
やたらフォーカスされていた。
ur
ur
ur
---じゃぱぱ