おまえの髪。

初兎 from

最初はくすぐったいなって思っただけだったけど。

30分ぐらいずっと僕の髪をいじってる悠くん。にこにこで可愛いなとは思うけど、流石にいじりすぎでは

普段はあまり膝の上に乗ってくるとかしないのに、突然「乗せて」という姿が可愛くて、了承したが…

…そんな可愛い顔でいじらんといて欲しいんよなぁぁぁ…！！！（彼女の顔が大好きマン）

どっちかといえばずっと襟足の方をいじっているがそんなに襟足好きだっただろうか

謎に夢中なところも可愛いなと思う。

そんなになんかい。

悠くんの「しばく」発言は冗談に聞こえないのが恐ろしい

まぁ、流石にしないとは思うのだが…笑

エゴサ画面をちらちら見ながらも三つ編みにすることに必死な悠くん。かわええなぁ…

しれっと写真撮ったらばれるかな

まぁ、こそっと後で撮っておこう

悠くんの手がたまに撫でるような素振りになるせいで睡魔が襲う。寝たら怒りそうやしなぁ

いやいやいやそうもなるだろう。急にどしたん悠くん

そう言いながらまたいじり始める悠くん

…なんか、幸せやな。

冗談のつもりやったし、悠くんがそこまで深い意味を考えながら聞くわけないと分かってても、そう質問してしまうぐらい愛おしかった。

気づいたら、悠くんの腕を掴んでた。

…ねえ、待って悠くん。なあ、

嬉しかった。口角が上がるのを抑えられなかった

頬を赤らめる姿も、腕を掴まれているのに抵抗しながら自分の赤くなった顔を隠そうとする姿も

全部、僕だけが知ってて。これからも他の奴らに見せる気は勿論なくて。

聞いといて、ダメを言わせる気なんてなかった。