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ガチャッ バタン

辰哉、今玄関のドア開く音しなかった?

辰哉

した!

バタバタバタバタ (大介が走ってくる)

大介

辰哉兄ちゃん!照兄ちゃん
康二が……康二が

辰哉

大介、一旦落ち着いて
康二がどうしたの?

大介

康二が……出てっちゃった…

辰哉

はぁ!?

あいつ……

辰哉

俺行ってくる
照、大介お願い

わかった

辰哉

康二!康二!
(あいつ、どこ行ったんだよ)

辰哉

(電話してみるか)

康二

応答なし

応答なし

辰哉

出ねぇし……
いつもの公園行ってみるか

辰哉

はぁ…はぁ……
いないか……

ゔっ……グスッ…

辰哉

ん?

当たりを見回して

辰哉

……康二?

康二

グスッ……(顔を上げて)
辰哉兄ちゃん……

辰哉

ここにいたのか、探したよ
帰ろ?

康二

イヤや……

辰哉

なんで?

康二

……

辰哉

康二?

康二

パパとママの事……思い出して辛いねん……

辰哉

康二、俺だって辛いよ
でもさ、みんなで乗り越えないといけないから
頑張ろ?

辰哉side 一応説明したけど、康二は納得出来てないみたい それでも何とか家に連れて帰る事にした。

その頃家では

よかった……

大介

照兄ちゃん、何が良かったの?

あぁ、康二が見つかったって

大介

良かったぁ

しばらくして

辰哉

ただいまぁ

大介

辰哉兄ちゃん、康二、おかえり!

康二はそのまま自分の部屋に行く

大介

康二?

辰哉

ごめん、一応説明はしたんだけど……まだ納得してないみたい

説明?

辰哉

「今は、みんなで頑張って乗り越えよう」って言って
「泣いてばっかいたらパパもママも天国で悲しむよ」って説明した

逆効果だったんじゃ……

辰哉

うん…そんな気がする

俺、康二の部屋行って話聞いてくる

辰哉

うん

康二?入るよ?

ガチャッ

電気付けていい?

康二

あかん

わかった

康二の隣に座って

辛いな

康二

ぇ…

急に父さんと母さんいなくなって「乗り越えないと」とか言われても納得できないよね?

康二

(小さく頷く)

康二

照兄……

ん?

康二

ギューってして

いいよ

照は、康二を抱きしめた

つづく

突然始まった両親のいない生活

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