万
死ぬか生きるか…どっちがいい?
叶葉
…え?
春
早く応えろや!!
叶葉
っ…
生死の質問をしてくる白髪の男。 急に叫ぶピンク頭。
叶葉
生きたいです
なんていい子ちゃんのフリをして嘘をつく私。
正直生死なんてどうでもいい。 普通の女の子はきっとこう答えるだけだから。
万
そうか…ならここで働け
叶葉
え?
一
何を言っている、こいつはまだガキだ
蘭
でも顔可愛いしー?取引とかは有利かもね?
急に話し出す長髪の男。 チャラそうな紫髪の男。
叶葉
私に出来ることなら…なんでもしますっ、!
竜
兄貴、考えるのそこじゃない
鶴
まぁいいんじゃねぇの?使えるなら問題ないだろう
紫髪を兄貴と呼ぶクラゲ頭の男。 目に傷がある男。
万
お前には…1度テストを受けてもらう
叶葉
テストですか、?
万
あぁ…三途、連れて行け
春
は、はい!!
たくさんの人がいる中で…三途という男が私を引き連れて行った
春
なんで俺がテメェなんかを…
叶葉
あの…ここって反社ですよね?
春
あ?通報だとか言ったらスクラップにすんぞテメェ
叶葉
いえ…そうじゃなくて…
春
まぁいい、早く入れ
入った場所は私が倒れたところだった。
叶葉
ここ…っ…
春
お前にはここで人を殺めてもらう
叶葉
…え
春
出来ねぇなら俺がここでお前を…
叶葉
や、やります、!!
春
ほら、チャカ
銃を受け取った時から…ずっと震えが止まらなかった
春
あいつだ、撃て
叶葉
この距離からですか?
春
文句を言うな早くしろ
叶葉
はい、
そこで私は初めて銃を撃ったし
春
お前…、!
人を殺した。
春
戻りました!
万
どうだ?そいつの実力は
春
…控えめに言ってこいつは逸材です
叶葉
…
万
お前、名前は?
叶葉
叶葉…深月叶葉
万
叶葉…お前を今日から梵天の一員として認める
万
しっかり働け
叶葉
はい、!
蘭
叶葉ちゃんって言うんだ〜?よろしくね?俺は灰谷蘭だよ〜
竜
弟の灰谷竜胆だ
春
自己紹介なんざ要らねぇだろ、すぐ死ぬんだから
蘭
このピンク頭は三途春千夜
春
勝手に紹介すんなくそごみ!
騒がしくて嫌いな場所だった
万
佐野万次郎だ、よろしくな、叶葉
一
九井一だ、足を引っ張るなよ
鶴
鶴蝶だ、よろしくな
叶葉
よろしくお願いします、!
ここの3人は静かでありがたかった
叶葉
私、家に帰らないと…
竜
何言ってんだ?お前は今日からここで住み込みだ
叶葉
わ、かりました
蘭
部屋案内してあげるからおいで〜
蘭
ここが叶葉ちゃんの部屋!好きに使ってね
叶葉
ありがとうございます、灰谷さん
竜
おいおい、俺らどっちも灰谷だぜ?
叶葉
蘭さん、竜胆さん、ありがとうございました
蘭
うん、ゆっくり休んでね〜
完全に脱出するタイミングを逃した。