《タッタッタッタッタッタッ…》
どこかへかけていく足音はある病院で止まった。
外はまだどしゃぶりだった。
○○病院の中に、雨に濡れた女性が入って来た。女性は、泣いているようだった。
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空(私)
私は泣きながら、つっかえながらに一生懸命言った。
空(私)
心ではそう思っているのに自然と涙が出て来た。
看護師A
空(私)
看護師A
泣いていて声が出ない私に、看護師さんは優しく声をかけてくれた。
そのおかげで、少し落ち着けた。
空(私)
空(私)
看護師A
空(私)
看護師さんの言葉で信じたくなかったけれど、確信してしまった。
空(私)
担当医(東)
空(私)
担当医(東)
空(私)
担当医(東)
空(私)
担当医(東)
空(私)
こんな調子で、話は上の空だった。
担当医(東)
担当医(東)
空(私)
所々しか聞けていなかったが、東先生によると
父と母は正面衝突だったため、フロントガラスやトラックの破片が刺さっていて、打僕や骨折が酷いらしい。
妹の希は、後ろの椅子に座っていた為それほど破片は刺さらなかったが、打ちどころが悪かったらしい。
負傷したとはいえ、あれほどの事故で希の怪我は不幸中の幸いだったそうだ。
空(私)
そんな事しか頭になかった。
そして、私はいつも間にか担当医と家族のいる集中治療室に辿り着いていた。
そこで私が目にしたのは包帯だらけの変わり果てた家族の姿だった。
コメント
3件
あいえっさー!
まじですか! 今ネタ切れなんで、しばらく待っててください( ˊᵕˋ ;)💦
こうゆう話大好きなんです!