テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#復讐
すっこ
2,100
46
ユイ
317
犬さん
青藍
病み注意
青藍
夜道を歩く自身の足音だけが響いている。
青藍
昔から長く考え続けている。
昔から。
ずっと。
過去が脳裏に過って、恐怖と孤独が自身を襲う。
..............
...................
? 自分ってなんだ。
存在するべきなのか?
何かを愛すべきなのか?
愛される権利はあるのか?
人として有るべきか?
それは本当に正しいのか?
生きる権利自体与えられているのか?
誰かを信用できるのか?
恐怖を際立てるだけの疑問が狂ってしまいそうなほど出てきて、 結局は一つも答えに辿り着けず今日が終わる。
これが何日も何日も
何年も何年も
自分では答えがわからないから。
そもそも、誰かを信用できない。
何時からだろうか。
覚えていないが、それだけ長く人を恐れていたのはわかる。
どうして人が怖くなったのか、それは覚えている。
多分、小さい頃。
青藍
多分、この日から。
青藍
机には紙切れが一つ。
「中は開けずに、警察署へ持って行きなさい」と書いてあった。
不思議に思いながらも持って行く。
その紙を読んだ警察は、私を車で何処かに連れて行った。
知らないところを幾つも通った。
入口に「孤」と書いてあったが読み方はわからず続きは見えなかった。
場所も、時間も、何もわからない場所だった。他にも誰か数人周りに居たが、 良く見えなかった。
次の日も次の日も、ほとんど誰も来なかった。最低限の生活は出来るが、 自由ではなかった。
何年も経った。
文字の読み書きは出来るようになった。 色々なことが理解できるようになった。
自分の状態や、 ここが何処かも。
ここは孤児院であった。
自分を捨てた家族とは実は血の繋がりが一切なかったこと、 虐〇されていたこと、身元不明なこと。
孤児院に来てからも、何も変わらなかった。
時々人が来ることがあった。里親になる人だろう。
だが私は、恐怖と絶望に追われ、私を見てくれる人は居なかった。
他の子は何人か連れて行って貰えていた。
その後、小学も中学も過ぎ、高校生の年齢になったらしいが、 言葉を喋らなかったため延長され、多分19歳の頃。
結局自立させられ、世で生きていくようになった。
しかし人に対しての恐怖と絶望が過去に何度も突きつけられ、突き放されて来た為、 強い孤独への恐怖と、対人への恐怖が染み付いてしまっている。
だから。愛されていいいのか、生きていていいのかすらわからなくなってしまった。
人間にとっての権利と当たり前を、実感させてもらったことがないから。
最近はやたらと自分に関わってくる人がいる。 なんでかは、 わからないけど。
コメント
1件
え、ちょっと待って…第1話から重すぎるんだけど😭💦 青藍ちゃんの過去が壮絶すぎて胸がギュッてなったよ…家族だと思ってた人が実は血縁なくて、しかも虐待されてて、孤児院に置き去り。自分が生きていていいのか、愛される権利があるのかすら分からなくなっちゃうの、本当に切ない… でも「最近やたらと自分と関わってくる人がいる」ってとこで希望の光が見えた気がする!この先どうなるんだろう…続きが気になりすぎるよ〜!🥺💕