大広間から急いで出てきて、適当な部屋に入る。
Ryohei
Ryohei
綺麗な部屋だった。 翔太の部屋みたいな綺麗な部屋
Ryohei
この間に翔太が使ってた部屋だった。 翔太らしい、美容液とかだけそのまま残されていた。
若干の血が残されてる。 翔太の死体は見ていない。 ただ、報告されただけだった。 翔太はあんなに重要な報告をして死んだのに……
Ryohei
Ryohei
Ryohei
ため息しか出てこない。
もしこんな時に佐久間がいたら なんて
そんなことを考えてしまう。
Daisuke.
Daisuke.
Daisuke.
佐久間も死ぬ時怖かったのかな。 それを、みんなに悟られないようにあんな風に言ってたのかな。
ねぇ、佐久間、もうすぐ俺もそっちに行くと思う
その時はさ、俺の事バカにしてくれる? 許してくれる? 佐久間を助けられなかったこと、佐久間のSOSに気付けなかったこと
Ryohei
Ryohei
立ち上がって、大広間へ向かう。 「大丈夫」 そんな声も聞こえた。
気付いていなかった。 翔太の部屋の机の上に 「ごめん、みんな」 って書いていた翔太の文字を
大広間に着いた。
そうは言っても、15分前。 ラウはずっとそこに居たらしい。
Raul
Raul
Raul
Raul
分かられてたまるか。 俺たちの絆舐めるなよ…… 20年もう一緒にいるんだ。 そんな数年ごときのやつに舐められるほど、俺らの絆は弱くないんだ。
Tatsuya
Tatsuya
Tatsuya
Raul
阿部ちゃんを待とう。 で、しっかり、伝えよう。 俺は君の味方。 村を守るために渡された「占い師」だって。
Ryohei
最後の投票が始まる。 最後の処刑者の決定だ。