シグレ
まず…魔神ってそもそも何?
チオ【魔神】
魔神は何人か居るけど…
チオ【魔神】
生き残ってるのはうちだけ
チオ【魔神】
魔神は知っての通り、街を一つ作る権利がある
チオ【魔神】
そして、この街を作ったのが!
チオ【魔神】
この魔神シオリさ!
ライ
魔神シオリ?お前チオじゃないのか?
チオ【魔神】
シオリっていうのは魔神名
カレン【運命の妖狐】
まぁ…伍聖霊志で言えば…
カレン【運命の妖狐】
私が運命の妖狐でしょ!
カレン【運命の妖狐】
それを伍聖霊志は名称っていうけど…
カレン【運命の妖狐】
魔神では魔神名っていうの
シグレ
まぁつまり伍聖霊志の説明されたやつとあんまり変わらないんですね
チオ【魔神】
それがシオリって名前!
モス
じゃあもう一個聞くよ
モス
なんでチオは外からやってきたんだ?
モス
だって街を作ったならずっといるもんじゃないの?
チオ【魔神】
…それはね
チオ【魔神】
300年前の話になるんだけど
チオ【魔神】
300年前は魔神としてちゃんと働いてた
チオ【魔神】
でも、他の魔神が突然この街を襲ってきたんだ
ライト【稲妻の支配者】
その時に伍聖霊志と魔神シオリは戦ったんや
ライト【稲妻の支配者】
でも…完全に勝てた訳じゃない
ライト【稲妻の支配者】
雷鳴が響き、
ライリー【慧敏の密偵】
闇に包まれ……
カレン【運命の妖狐】
街は崩れ、
キョウ【終焉の炎龍】
炎に囲まれた
アズール【慧眼の知者】
まぁ散々だった訳だ
オト
なるほど…?
カレン【運命の妖狐】
そして、守ってくれなかったと思った人々がチオを襲ったってわけ
チオ【魔神】
伍聖霊志が守ろうとしてくれたんだけど…
チオ【魔神】
この街はうちがいなくてもやっていけるなと思って
チオ【魔神】
みんなのために森へ帰ったんだ
ライ
そんなことが…
キョウ【終焉の炎龍】
ただ俺等に言っていけばいいのに…
チオ【魔神】
そしたらライリーたちが止めるでしょ!
ライリー【慧敏の密偵】
たぁしかに?
アズール【慧眼の知者】
おいちょっと待て
ライリー【慧敏の密偵】
なに?
アズール【慧眼の知者】
なんで酒が?
キョウ【終焉の炎龍】
あ、ほんとだ
シグレ
お酒…?
オト
無いって言ってませんでした?
ライリー【慧敏の密偵】
買ってきた
ライト【稲妻の支配者】
俺も呑みたーい!
ライリー【慧敏の密偵】
いいよー
ライ
…本当に強いのか?
ライ
こいつら
チオ【魔神】
まぁ今は戦うことなんて滅多にないし
チオ【魔神】
楽に生きれるようになったからね!
モス
ねむ……
カレン【運命の妖狐】
確かに説明は長かったよ!?
チオ【魔神】
他に質問は?
オト
じゃあ…なんでいきなり帰ってきたんですか?
チオ【魔神】
久しぶりに伍聖霊志と会いたかったし…
チオ【魔神】
もう覚えてる人いないかなって!
チオ【魔神】
だったら普通に暮らそうと!
ライ
なるほど…!
がやがや
ライト【稲妻の支配者】
?
シグレ
外からですね
オト
行ってみましょうか…?