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康二...

雪が降っている日の夜遅く

誰も居ない街のベランダで

俺は1人呟いた。

「誰にも言わんといて...お願い」

この言葉を無視して皆に言ったら

康二はもっと幸せな気持ちで

死ぬことが出来た?

最後まで、

可愛くて、かっこいい康二。

流石だね...。

「ずーっと見守っとくから」

「俺の分まで頑張ってや...」

なんて言って泣いてた君は

物凄く消えそうで怖かったけど

凄く綺麗だったよ。

ねぇ、康二。

俺と居てさ、

沢山の思い出は作れた?

関西の人達よりは短いけど

きっと君は

「めっちゃ作れたよ!」

「ありがとう!蓮くん!」

なんて笑ってくれたよね。

康二、皆が忘れたとしても

俺は一生忘れないよ。

忘れる事無いと思うけど...

お疲れ様、康二。

ずっと大好きだよ...。

康二ともう1つの約束を

守れますように...。

そう思いながら

俺は部屋に戻った。

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