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2件
初コメ失礼します!!主様の小説の内容も書き方もめちゃくちゃ刺さってしまい、一気読みしてしまいました!!続き楽しみです!無理しない程度に頑張ってください💪💪
うわあ……第9話、すごく切なかったです。夜中の2時にふと目覚めて、無意識のうちになつの部屋に行ってしまうらんの心情がひしひしと伝わってきました。「欲しい」って呟くシーン、そして自分でも馬鹿みたいって思ってるところ、すごくもどかしくて苦しい。なつに手首を掴まれて押し倒される展開はドキドキしましたが、その後の「いらない」って顔をそらすところがもう……泣けました。キス依存という言葉が出てきて、なるほどそういう整理の仕方もあるんだなと。すちの「最悪の場合は暇ちゃんが」って冗談にはちょっと笑ってしまいましたが、全体としてはらんの葛藤が丁寧で、次が気になります。
むしゃくしゃする。イライラする。
皆寝静まっている夜中の2時を少し過ぎた頃に何故か夢の中から浮上してそのまま現実へと強制的に戻された。
悪夢を見ていたのか冬だと言うのに汗ばみ顔に張り付いた髪を払ってサイドテーブルにおいていたペットボトルを手に取る。
一口水分補給をしてサイドテーブルにペットボトルを戻しベッドから足を投げ出してぼうっと一点を見つめる。
らん
左手でそっと唇を撫でる。
フラリと部屋のドアに視線を向け、そうして らん は立ち上がった。
部屋を出て向かったのは二つ隣の なつ の部屋。
ゆっくりと扉を開けて勝手に入り、ベッドで眠る なつ の側に立つ。
イケメン寄りの顔立ちをした なつ。
綺麗な赤色の瞳は閉ざされ、ほんの少しだけ開いた唇。
寝相はかなり良く、仰向けで寝るタイプらしい。
そう、っと手を伸ばして なつ の首の横らへんに片手を付き顔を近付ける。
らん は こさめ と同じ様に可愛い寄りの顔立ちをしているから、イケメン寄りの顔立ちをした なつ や いるま は少し羨ましい。
ちなみに すち と みこと は美形だ。
あと少しで唇が触れそうな距離で止まった。
何…してんだろ…。
らん
小さく呟いて瞳を閉じ離れようとした所でベッドに付いていた手の手首が引っ掴まれて容赦なく引っ張られた。
なつ
らん
今まで なつ が寝ていたベッドに押し付けられ、上には なつ が馬乗りになっており背後には天井が見えている。
なつ
らん
なつ
なつ
ギシッとベッドが軋み、両手をベッドに縫い付けてくる なつ が顔を近付けて来た。
本当に何してんだろ…馬鹿じゃん…。
らん
顔を逸らして瞳を閉じ、そうして唇を噛む。
こんな状況になってやっと理解した。
今一番足りなかったのは、欲しかったのは、コイツのドロドロと激しくて甘くて優しいキスだったのだ。
それを愛情だと誤認したのかは分からない。
でも、確実に、らん は なつ のキスを欲していた。
なつ
らん
ポタリと堪えていた涙が溢れて なつ の枕を濡らす。
らん
なつ
らん
男同士で。もっと言うなら兄弟で。
駄目なのに、可笑しいのに、嫌だったのに、欲しいと喚く自分が居る。この唇は、コイツの唇は、自分の物だと喚く自分が居る。
なつ は何も言わずに らん を壁際に押しやって隣に寝転がり、らん の体を抱き寄せて頭を撫でた。
縋りつきたい。
でもその方法が分からない。
駄目だと分かっているから、可笑しいと分かっているから、辛くて辛くて仕方がなかった。
あの後 らん は声を押し殺して泣きじゃくり、そうして疲れたのか眠りに落ちた。
らん と なつ の体の間で両手を重ねて声を押し殺して、縋りつくことも出来ずに。
すち
今朝、夜中に途中で起きた事も相まってか中々起きてこなかった らん と なつ は、すち に叩き起こされていた。
当然、なつ の部屋で一緒に眠っていたのだから後で事情を聞かせてねと言われていたのだ。
なつ
いるま
なつ
いるま
らん の反抗的と言うか、兄に対する態度からして依存する様には思えなかった。
だが事実、なつ は夜這い(少し語弊があるかもしれない)を受け共に眠っていたのだ。
すち
なつ
高校一年生の青春まっさかりの らん の性癖(?)を捻じ曲げてしまったのは確実に なつ なので矯正するのも なつ の仕事になるだろう。
最近は人形になる事も無かったのでずっとキスしていなかっただけなのだが、らん がそれに対して不満を持って夜這い。
……あの様子からしても自分でもいけないことだと理解はしている様なので矯正は簡単だろう。
すち
いるま
なつ
唐突な すち の発言に なつ と いるま はほぼ同時に飲み物を吹き出した。
なつ に無理矢理の形だったり、こさめ のお願いの形だったりで、らん はリビングで勉強をする事が増えた。
高校で主席と言うのは間違いでも何でもない様子でほとんど淡々と勉強をしている様子を時折見ながら雑談をしたりテレビを見たりしている。
すち
らん
共に寝た日から一週間ほど経ったが らん は元気が無い。
何かを内に溜める様になり なつ と喧嘩をする事もなくなった。
でも感情を映さない表情でも瞳でも無いから素の状態を保ってはいるのだろう。
一週間ほど、らん が なつ の部屋に夜這いに来ることは無く一件落着にも思えるが元気が無くなったのはキス依存が関係しているはずだ。
すち が淹れたホットココアをちびちびと飲む らん を見つめる。
元気は無くなるし、喧嘩も出来ないけれど、このままいけばキス依存も無くなるだろうか……。
どちらを取るべきなのかまだ分からない。
なつ
問いかけたのは気まぐれにも程があるだろうか。
それで少しでも心に余裕が出来たらと言う甘い期待でもあっただろうか。
ピクリと反応した らん は一拍置いてフルフルと小さく首を横に振った。
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みちょ
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俏亜
42,034
#こさめ
ことみ
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