テラーノベル
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鳴り響く男性の声
高く響いた悲鳴
赤ん坊の声はより一層高く
暗い夜空
神と人間を照らす星の光は野次馬のよう
賽銭箱からは赤い炎が立ち上がっている
消そうとする水は貴重なもので
火に弱い3人は赤に包まれた
焼けただれた体
真っ黒に焼けた
何もしなかった
危害を加えなかった
正しいことをしたつもり
それでも街人は火をつける
『害のある疫病神め』
普通の桜の神様だったのにな
ひとつ
火が消えたあとに発見されたのは
小さな赤ん坊だった
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