/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
司
んん……
目を覚ますとそこは真っ暗な世界だった
司
ここ……どこだ？？
？？
目が覚めたか…
司
誰だ…？？
神
私は神だ…
司
神？？
神
ここは、死者が来る世界だ
司
オ、オレ…死んだのか…？
司
う、…嘘だ…嘘だ…！
こんなの…俺…まだ類に…類に……
こんなの…俺…まだ類に…類に……
神
本当だ…
回想
司
〜〜♪
司
よし！薔薇も買ったし…！
司
これで、今日の告白は成功の幕を締めくくるな！！
司
類！待ってろよ！
車
ｷｷｨｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
司
む？
車
ﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ
通りすがりのサラリーマン
おいっ！誰か轢かれたぞ！！
大丈夫か！！！！
大丈夫か！！！！
司
あ………え…………
司
る……………………い
司
ごめ…………………ん………な
司
っ………………！！
神
自分の死を受け入れることはとても辛いこと…。そしてもっと辛いものは愛する人が亡くなった悲しみだ…。
司
何がしたい……
神
フン、これからもっと美しいものを見せよう……。
司
ここは…？？
類
うぅ…（泣）
類
つ…かさくん……
類
なんで……
類
なん……で……
司
類……！（類くんに触れようとする）
司
スカッ（透ける）
司
っ………！類……
類
うぅ…うぅ(´Д⊂ｸﾞｽﾝ
司
あ…目が腫れてる……手で拭ってあげたい
南無南無ってする人
神代類様でお間違いないでしょうか？
類
…！？
類
は、はい…
南無南無ってする人
天馬司様から大事なお届け物です。
司
それは……！！
類
薔薇の花束ですか…？
南無南無ってする人
はい。
類
(´Д⊂ｸﾞｽﾝ
類
彼が……僕に……（花束を受け取る）
類
司くん……！！帰ってきてよ。いかないでよ…！僕をおいていかないでよ………！
類
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん
ぅ゙わ゙わ゙わ゙ん
ぅ゙わ゙わ゙わ゙ん
司
類…類…
泣くな……泣かないでくれ…！！
泣くな……泣かないでくれ…！！
神
どうだ。美しいだろぅ
司
は？何を言っているんだ！
司
世の美しいものは人の死ではない、人が生きることだ。
司
それをバカにするような発言…絶対に許さない
神
まぁ、そう怒るな…。
聞け…。
聞け…。
司
なんだ…？？
神
お前はまだ未練があるのか？
司
っ…………
神
普通の死者は、今頃天国か地獄に行ってるのだろうが…お前は行かなくてのぅ……
司
……。あるに決まってるだろう
神
そうだと思った…。
では、お前にチャンスをやろう
では、お前にチャンスをやろう
神
交通事故に遭う前に時を戻してやるから、お前の愛する人に告白してこい…。
司
いいのかっ！？
司
お願いだ…！！
神
よし…。わかった。
司
ほんとだ……。本当に戻っている…。
司
さっきのは信号無視の車に轢かれたのか…。
司
では、轢かれないようにショッピングモールでも行くか！
司
〜〜♪
ﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ
モブ達
な、何っ！？
従業員
皆様っ！！直ちに避難をっ！！
従業員
このショッピングモールは、後３分後に爆発してしまいますっ……！！！
司
な、何っ！？
司
急いで逃げれなければ…！！
ﾊﾞｧｧｧｧｧｧﾝ
司
っ！？！？
女の子
（女の子の上に破片が落ちてこようとする）
司
（どうする…どうする……ここで助けれなければあの子は死ぬ…助けたら、オレが死ぬ…？？類…女の子…類…女の子…）
司
（この時、類ならどうする…類なら…！！）
類
おや？？司くんじゃないかっ！
司
る、類っ！？無事だったのかっ！？
類
うん…。急に爆発するから、びっくりしちゃって…！
司
そうか…！！無事でよかった…！
司
類…！！ここで悪いんだが…
司
オレ、類のこと好きなんだ。友達としてもだけど、恋愛としてもだ。だから！付き合って下さい！！
類
えっ！？
類
嬉しい。司くんありがとう！僕も司くんのこと大好き。よろしくお願いします！
司
よかったぁぁ…！！
司
ﾊｯ!?女の子はっ！？
女の子の母親
いやぁぁぁぁぁ！！
女の子
……………。
女の子の母親
死なないでぇぇぇぇぇぇ！！
女の子
お……母……さ…ん
女の子
あ……りが………と……う…
司
クッッソっ！！！遅かったか…！！
類
司くん……。
司
それからオレは類と同棲生活が始まった。
司
愛する人と過ごせる時間が増えてとても嬉しい！幸せだ！！
司
だが……
司
女の子が死んでしまった……
司
本当に……幸せと言えるのか？？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
