【すとぷり兄弟】

まったく。

さとみ君は家に入ろうとしてた。

俺は帰ってくる間ずっと考えていた。

でも言ったところで…るぅと君と莉犬くんはまだ習ってないからいってもわかんないかも……

うーん…

ははっ。やっぱりさとみ君も大人になってるなぁ。

…もう身長も抜かれちゃったし、そのうち俺より大人になるんだろうなｗ

二人は起きていた…あれ？莉犬くんは？

多分るぅと君が連れてきてくれたんだろうｗいつもと変わらないなぁｗ

ころちゃんはトイレに向かった。

この二人はいつもこんな感じで日曜日の午前中は一緒に勉強をしている。

…というよりは漢字が苦手だから教えてほしいとるぅと君がいい、それにジェル君が付きあいながら自分の宿題をするって感じだけど。

その時たいてい俺はその様子を眺めてて

莉犬くんはソファーで寝てて

その横でころんとさとみくんがゲームをしているんだ。

…俺がしばらく勉強している二人を眺めていると、

えーと…

あーあ。俺嘘つくの下手だからさｗｗｗ

さとみくんに笑われちゃったよww

し、信じてた…すごい純粋な目で見てくる…

もう…弟って怖いなｗｗ

気付いたら二人ともでていってた。

気が付いたらるぅと君が俺を呼んでいた。

まじめだなぁ…

そんな俺たちをずっと

るぅと君が鋭い目で俺たちを見ていた…

まぁ俺がそれに気づくのはだいぶ後の話。