コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
それから数ヶ月が立ち、
神覚者になりたての時は上手くやっていけるか多少の不安はあったけど、
リーダーのライオをはじめ
カルド
レナトス
アギト
ソフィナ
そして、オーター。
神覚者の皆、特にソフィナとオーターが 優しくしてくれてその不安もどこかへ飛んでいった。
それと、この数ヶ月で気づいた事がある。
私は・・・オーターの事が好きだ。
もちろん、恋愛感情で。 まさか自分が誰かに恋をする時が来るなんて思わなかった。 今思えば、初めてオーターと会った時のあの胸の高鳴りは彼女に一目惚れした音だったんだと思う。
でもだからと言って、 オーターと恋人になりたいとかそんな贅沢な事は思わない。 私と彼女は同性だし、オーターはあの名家『マドル家』の人間だ。
もし仮に恋人になれたとしても、 彼女の家の人間・・・ 特に父親が許してくれるとは思えない。
だから私は ただ彼女の側にいられればそれでいい。
それで・・・・いいんだ。
ーツララの研究室
作業の手を止めてチラッと研究室の時計を見ると、
午後4時20分だった。
ツララ
『あれ』というのは、私が昔の文献を参考に作った魔力と体力を回復させる装置の事だ。
その装置は、大人1人が入れるほどの大きさで横型の中で寝られるカプセルだ。 中に火・水・風・土の4元素の素を溶かした特殊な水を入れて使う(中で呼吸出来る仕組みになってる)。
デスクワークも量が多いし、魔物討伐などの外回りの任務の中には危険なものもあるから、どうしても長期戦や魔力切れは避けられない。それは職員も私達神覚者も同じだ。医療班も場合によっては人手が足りなくなる時もある。そこでこの装置を2台作り、医務室と私がいるこの研究室の2箇所に設置してある。
この装置のおかげで魔力切れを起こした者が多くてもすぐに対処出来るようになったり、デスクワークで疲れた体を癒したり出来て装置さまさまだ。 ・・・ただこの装置には欠点があって、服を着たままではあまり効果を発揮しない点だ。なので使う時は裸になってから中に入らないといけない。
そこはちょっと私自身もどうなんだろうこれと思うけれど、1つ良いと思う事がある。
それは・・・・・
ー研究室の奥の部屋
ツララ
コンコン
ツララ
ガチャ
オーター
ツララ
オーター
ツララ
オーター
ーツララの研究室
・・・・・
・・・・・
ツララ
カチャカチャ。
作業の手を止めて後片付けをしながらチラリと時計を見ると、 午後4時45分。 今日の終業まであと15分ぐらいだった。
ツララ
後片付けを済ませた私は、 また奥の部屋へと向かう。
ー研究室の奥の部屋
カチャ、キイ。 パタン。
ツララ
私が装置で1つ良いと思う事 それは・・・・
オーター
装置の中で無防備に眠る 好きな人(オーター)の姿を見られるから。
整った顔、 服の下の大きすぎず小さすぎない程よい大きさの胸、キュッとくびれた細い腰、 シュッと長い手足。
カプセルの中で眠るオーターは、 思わず見惚れてしまうくらい綺麗だ。
・・・いつかオーターの恋人になって、 この綺麗な体に触れられる誰かが羨ましい。
ツララ
オーター
返事が来る事がない事を分かっていながら、私は名前を呼び、ガラス越しに眠る彼女の体をそっとなぞった後キスをするのだった。
金の風
ツララ
オーター
ツララ
オーター
ツララ
オーター
ツララ
金の風
ツララ
オーター
オーター
ツララ
金の風