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この春、僕は高校生になった
自分の気持ちを決別させたくて
皆が通う学校より一定の距離がある 高校を選んだ
満開の桜。笑い声 響けば響く程高鳴る鼓動
とても不思議な気持ちだった
優
お母さん
優
パシャ
お母さん
お母さん
優
クラス発表があるから教室に急が ないと
そう言って僕は走り出した
ザワザワ…
クラスは少しざわめいていた。 確かに初日だから仕方が無い
優
ガタッ…!
隣の席の子
隣の席の子
優
優
隣の席の子
優
隣の席の子のはにかむ顔は どこか懐かしさを含んでいた。
何だろう。この気持ち。 久し振り?な気がする。
クラスの先生
新学期恒例の自己紹介が スタートした
そして隣の席の子が 自己紹介し始めた。 そこで僕はあの笑顔に何故懐かしさを抱いたのかやっとわかった。
隣の席の子
優
陽菜だ。
優
僕は忘れかけていた陽菜の名前を 思い出した
長くて綺麗だった髪の毛をバッサリ切っていた陽菜に気づく事が 出来なかった。
少しだけ心が揺さぶられた。
クラスの先生
優
優
クラスの人達
クラスの人達
隣の席の子
クラスの奴等の話に少し耳を傾けて なにか覚ったような顔をした陽菜 だけどすぐ笑って何も気付いて無いような姿に戻った。
出会えた嬉しさの名残で 脈拍が上がりドキドキしている
優
でもぼくは安心した。
僕の存在に気付かなくても 僕が何かをしなくても。
陽菜が笑顔で生活出来る日々を 心がもう泣いていない日々に
きっと沢山隠し事はあると思う いや、あってもいいんだ。
僕は僕を許せない。 だから君の笑顔がいつまでも僕の 呪縛になる事は人生を持って分かる
でも。それでいいんだ。
優
優の友達
優の友達
優の友達
優
優
優の友達
え?
優の友達
優の友達
「優くんは悪くない」
どこかで聞いた懐かしいセリフ 今言われてもう一度思い出した
そうだ…碧斗 碧斗が言ってたんだ。
僕は馬鹿だな笑 やっぱり僕も子供だ。
優
優の友達
優
優
優
優
優の友達
優
優
僕の中の何かが変わった。 何年ぶりだろ。ここまで変わったのは
僕はひとつ決心できた。 彼のおかげで