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そう生まれた時からわかってたんだ

深海に沈む船のように

いつか忘れ去られてしまうのだ

思い出だけが過ぎてゆくのだ

僕は死んでしまったのだろうか?

ただ息をして待つばかりさ

泡沫に呑まれ消えてゆく日々を

戻ることない失った日々を

戻ることない失った日々を

ーーーーーーーーーーーーーーーさざなみとブレーキの音ーーーーーーーーー

主ぃ(作者ぁ)

博多弁ちがったらごめん

恐ろしいほどに澄んだ青空−−−–––-−–

凪原 市波

けーごくん!遅かよーー!!速う速う!!

夏の盛り、陽炎が揺れるアスファルトの上

凪原市波は、一度だけ振り返って叫んだ。彼女の足元は、いつだって裸足だ。

両親はすでに亡くなっていて、市波がどこで何をしていようと怒られることはない。靴を履き忘れて外へ飛び出しても、叱る声すら聞こえてこない。

だが、彼女にとってはそれは自由だった。

凪原 市波

靴ば履いとーと、地面ん音が聞こえんもん

そう言って笑う彼女の白い足裏を、博多湾からやってきた潮風が吹き抜ける

鷹見啓悟

待てや市波ァ!俺、これ以上スピード出すと、羽が抜けてまうんだってば!

後ろから必死についてくるのは、背中に小さな紅い羽を生やした鷹見啓悟だ。

彼の家庭もまた、別の意味で壊れていた。父から逃げるように家を飛び出し、市波と過ごす時間だけが、彼にとって唯一「呼吸ができる」場所だった。

市波はぴたりと足を止めると、追いついてきた啓悟の手をぎゅっと握った。

凪原 市波

今日は秘密基地で、とっておきの饅頭を食べるったい!ほら、行こう!

市波は無邪気に笑う。 透き通るような細い指先。彼女の肌は、綺麗だ。 どれだけ太陽の下にいても日焼けすることはない。

まるで、光そのものを弾いてしまう「深海」の底にいるかのように

その指先の冷たさが、啓悟には心地よかった。 啓悟がその手を握り返す。不思議とどこまででも歩いていけるような気がした

2人の秘密基地は、人気のない神社の裏手にある、古い資材置き場

市波は、ポケットから「形が崩れたけん」と和菓子屋さん からもらってきた薄皮饅頭を、二つ並べた

凪原 市波

これ!甘うて美味かよ!

鷹見啓悟

ありがと

鷹見啓悟

鷹見啓悟

ねえ、いっちゃん。俺のこん羽、変やなかな。みんな、じろじろ見てくるし、お父さんだって、ばりえずかばい。(すごく怖いんだ)

啓悟がぽつりと漏らした不安に、市波は饅頭を飲み込みながら、 当たり前のように答えた

凪原 市波

ううん、いっちょん変じゃなかばい!ばりきれか!

凪原 市波

凪原 市波

ねぇ、けーごくん。

鷹見啓悟

何?

凪原 市波

私、啓悟くんのことが、世界でいっちばーん大好き!やけん、ずっと一緒に遊べたらよかね。約束ばい!

「お嫁さん」だとか「奥さん」だとかそんな難しい言葉は知らない

ただ、「大好きだからずっと一緒にいたい」という、 5歳の子供が持ちうる最大級の純粋な感情。

鷹見啓悟

///!?!?!?!?!?!?!?!?////

鷹見啓悟

な、なん言うて…////!

啓悟は顔どころか、耳まで真っ赤にして絶句した。 感情に反応してぱたぱたと翼が震える。

鷹見啓悟

い、よかよそげなと…!(いいよそんなの)俺、だって周りん人に「変な人」って言わるーし、市波みたいなきれか人にはもっと…

凪原 市波

そげんことなかよ(そんなことないよ)。私がそげぇしたかって言いよーもん。
(私がそうしたいって言ってるもん)

市波は、啓悟の背中にある紅い翼にそっと触れた。

凪原 市波

けーごくんが空ば飛べるごとなったら、うちも一緒についてく!一緒にこげんとこ抜け出して、綺麗で広か世界に行ってみたか!!

市波は興奮して、東京の親戚に矯正された 「私」という一人称を忘れて大声で叫んだ。

鷹見啓悟

…うん。約束やね。俺、もっと強うなって、市波んこつじぇったい守る。
どこしゃおっても、俺が見つくるばい。

それは、夕焼けの空に溶けていきそうな、 小さいけど大きい、暖かい誓いだった

凪原 市波

よおし!今度はちょっと遠くまで行って、博多湾近くの浜辺まで行ったろう!

鷹見啓悟

へぇ、海かぁ…楽しそう!

主ぃ(作者ぁ)

博多弁どーだったんだよ!
まじでへたかもしんねぇ。ごめんなさい博多の方。

凪原 市波

作者がしっとー博多弁て、「ばってん」と「そげんことなかよ」
しか知らんっちゃんね。

鷹見啓悟

やけんそげなメーカー使うたげな。

主ぃ(作者ぁ)

うぐっ、君たち、それはさっきあれほどいうなと注意したはず………

啓and市(2人)

『知らんよそげなと』

主ぃ(作者ぁ)

げ、…げふんげふん…ありがとございました

主ぃ(作者ぁ)

ちょっと設定まとめ書きたかったけど一回そこのとこだけ全部消えてやる気失せたから今度かきます

主ぃ(作者ぁ)

さて、次は博多の海に行くことになった啓悟と市波、2人は、無事博多の浜辺へと辿り着けるのか!?

凪原 市波

私ん土地勘ねぶっとろうが。(私の土地勘舐めてるだろ作者)

主ぃ(作者ぁ)

はい!ということで次回に続く!(ゴリ押し作者ぁ)

深海に沈む船のように

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