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4月 入学式
颯
颯
颯
颯
板尾颯 今日からこの学校で高校生活が始まる。 俺らのクラスは、他のクラスとは違い、部活をやらずに勉強に打ち込むクラスだ。
颯
ドキドキしながら俺は階段を登り、教室のドアを開ける。 目線の先には同中だった穂波や中田がいる。
颯
穂波
中田
颯
穂波
中田
(こう見えて)俺は、頭が良い。 中学時代は常に学年上位をキープし、受験も猛勉強して首席入学。
颯
中田
中田が指した方向を見て、俺は歩き始めた。
颯
荷物を置き、ドサっと座る。 早速、隣の席の人に声をかける。
颯
隣の席の子は俺の顔を見て目をぱちぱちさせた。 驚かせたかな?と思ったが、隣の子はすぐに笑顔になり、声を出した。
晋
隣の席の…晋くんはすごく顔立ちが端正な子だった。 目がぱっちりとしていて睫毛も長く、鼻も高くておまけに見る限り脚が長く、背も高そう。 部活をやっていたのか。程よく筋肉もついている。
颯
晋
颯
晋
颯
颯
晋
しばらく彼は俯いた。 少し、寂しげで切なくて今にも泣きそうな目をしてた。 だが、数秒後、笑顔でこちらを見た。
晋
颯
晋
その後、先生がやってきた。
先生1
ガヤガヤと席を立つ音が聞こえる。
先生1
颯
俺は元気に答え、席を立った。
この時俺は、希望に満ち溢れた顔をしていた。 これから辛いこともあるが頑張ろう、そう心に決めた。
だが。
これからの高校生活、俺が全く想像できなかったことを送ることになるのだ。