赫居 優安
やっと…!
赫居 優安
待ってた…!!
赫居 優安
枝都ッ……!
橙々 枝都
優安くんッ
赫居 優安
ッ!?
枝都?
振り返ると誰もいない
今確かに彼女の声が聞こえた
声?
俺は声なんて分からないはずなのに
なんで?
赫居 優安
何で…
赫居 優安
枝都…?
赫居 優安
…手紙読まなきゃ
優安くん、こんにちは。 お久しぶりですね。枝都です。 長い間、こんなにも手紙をよこさずにごめんなさい。 優安くんは今何歳かな? 私は2週間前の前の十月七日に15歳になりました。 令和、という時代のことは私はまだ相変わらず分からずじまいですが、私は100年後の未来を見てみたい、とずっと思っています。それは私にはきっとできない。優安くん、私の夢を叶えてくれませんか? 私からの最後のお手紙だと思って、夢を追い続けて欲しいです。 どうか、私の分まで、生きてください。 優安くんは優しいのできっと叶えてくれると信じています。 私がどのくらい、貴方のことを考えたか、私がどれだけ貴方に会いたいと思ったか。きっと貴方は分からないけど、たしかに私は貴方が大好きでした。とても愛していました。 いつかまた会えたら、会える日が来たら、私と逢引をして貰えませんか?これが私からの精一杯の貴方への告白です。 どうか、わたしの分までお願いします。 枝都
赫居 優安
2週間、前?
赫居 優安
この手紙、少し遅れたのか
赫居 優安
……枝都ッ…
赫居 優安
君の時代の100年後、見せてあげる
赫居 優安
ずっとずっと、苦しいことでも抱えながら生きていく。
赫居 優安
その時に、絶対に会おうねッ…
俺の目からは
いつの間にか涙がこれまでに無いくらい溢れていた
ぬし
うぃ
ぬし
今日二本目の代わりに短い!
ぬし
タップ数は少なくとも手紙で稼げたのでよしとしてください〜
ぬし
じゃあばいぬし!







