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ちゃあえ、、ヘヘヘへへ∩^ω^∩(神すぎますヤバいですテヘ)
続きみたーい!さいこぉぉぉ!
この日からぼくは
お昼休みになるたびに
屋上に行って
さとみくんとおしゃべりを楽しんだ。
さとみくんはかっこよくて
優しくて
とてもいい人だ。
ある日
僕はふとさとみくんに聞きたいことが浮かんできた。
ころん
さとみ
ころん
さとみくんは驚きもしなく
少し沈黙が続いた後に言われた。
さとみ
そう言って柔らかな笑顔を見せてきた。
僕はさとみくんが言ったことが理解できなかった。
え?さとみくんが僕の事を好き?
.......
僕はさとみくんに聞いた。
ころん
恋愛かもしれないし
友達かもしれない。
さとみ
そう言ってさとみくんは
自分の唇に人差し指を近づけた。
ころん
ころん
絶対友達としての好きだよな
と僕の中で勝手に確信した。
そりゃそうだよ。
僕なんかがさとみくんの隣にいちゃダメだ。
僕とさとみくんは不揃いだもん。
心の中でそう決めつけてしまった。
さとみ
さとみ
そう聞かれた。
僕は即答した。
ころん
そう言って歯を見せて僕は笑った。
さとみくんは少し固まってから
寂しいような悲しいような笑顔を見せてきた。
さとみ
さとみ
ころん
まだチャイムがなるまで時間はある。
なのに、なんで?
ころん
僕は血の気が引いていった気がした。
あんな地獄の教室になんか行きたくない。
さとみ
ころん
楽しそうじゃない?
なんで?
僕は楽しいよ、さとみくんいるとめちゃくちゃ楽しい。
それなのに.......
ころん
ころん
僕は焦った。
必死になってさとみくんに訴えた。
でも.......
さとみ
そう言われて体が固まった。
な、なんで?
ころん
ころん
僕は下を向いた。
するとさとみくんが
僕の顔を覗きこんできた。
ころん
するとさとみくんは
少し微笑んでから
僕の頭を撫でてきた。
ころん
僕はそれだけで涙が出そうになった。
さとみ
さとみ
さとみ
さとみくんは申し訳なさそうに僕に謝ってきた。
僕は一生懸命首を横に振った。
さとみくんは悪くない。
さとみくんは悪くないのに
なんでこんなに涙が出てしまうんだろう.......
目から雫が一滴一滴地面に落ちていく。
ころん
涙は止まることを知らなかった。
次から次へと涙が溢れてくる。
するとさとみくんは
僕の事を優しく暖かく抱きしめてくれた。
その暖かいぬくもりで
僕の涙はさらに溢れてくる。
僕は涙を流しながらも謝った。
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみくんは何も言わず
ただ僕の事を優しく抱きしめてくれるだけだった。
それでも僕は嬉しかった。
そして僕は言ってしまった。
ころん
さとみ
さとみくんの体が一瞬ピクついた。
ころん
ころん
鼻水が垂れていてみっともなかったが
今はそんなの気にしなかった。
僕はひたすらさとみくんに好きと伝えた。
ころん
ころん
さとみ
少し経ってからさとみくんが
さとみ
と耳元で言ってきた。
ころん
さとみ
ころん
ころん
子供のように泣きわめきながらそう言った。
さとみくんは
さとみ
だけ言ってきた。
それだけでも僕は十分嬉しかった。
作者
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