テラーノベル

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そこは何だか暖かかった

1面真っ白でとても綺麗な場所

まるで雲の上にいる様なふわふわした感覚

でも不快感は全く無くて。

誰かにふわりと抱きしめられてるよう。

天国があったらこんな場所なのかなって…そんな場所

最後はこんな景色の所で死にたいな なんて考えた

そしたら急に目の前が光った

眩しくて思わずギュッと目を瞑る

パチッ

目が覚めた時俺は桃さんに膝枕されていた

抱きついたまま寝た記憶があるから 恐らく桃さんが動かしてくれたのだろう

ん、起きた?

あ…俺……

おはよ、良く寝れたか?

あ…ありがとう…ございます…

今…何時ですか…?

今は…1時だな

流石に腹減ったろ

……少しだけ

嫌いなもんある?

あ…ないです…

食べたいもんあるか?

あ…大丈夫です…

おけ、ちょっと待ってな

そう言うと桃さんは台所へ向かった

俺の座ってるソファから台所が 良く見える造りの家。

立派な家だった

カチャカチャと音のなる台所を見れば 料理をする桃さんの姿

目線を少し横にずらせば綺麗に整頓され 色の統一された家具

すごい……

どったの、なんかあった?w

え?

だって凄い見てるからw

あ…すみません

いいんだよw広いっしょ?

この家…他に誰が…?

ふはっw俺一人暮らし

んふふw驚いた?ww

え…えぇ…?

4人暮らしだと言われてもおかしくない そんな広い家だった

稼いでる方だからなぁ俺

ひぇ……

立てる?おいで

よっ…

台所の前の机から桃さんに呼ばれ移動する

わ…!?

机の上にはもくもくと湯気を立てた ふわふわのオムライスが置かれていた

椅子に座りスプーンを握って オムライスを口に運ぶ

!!え…美味しい…!!

お、良かった

さっき…稼いでる方って…

あぁ、まぁな

仕事…何してるんですか?

ん?気になる?w

気になります…

逆に何してるように見える?

え…えぇ…

…わかんないです

俺さ、医者なんよね

ムグ!?ケホケホッケホケホッ

大丈夫か?お茶飲みな

思わずむせて咳き込んでしまう ……失礼すぎたな…謝らなきゃ

すみません…ケホケホッ

咳き込むのが収まるまで 桃さんは背中を摩ってくれた

ま、驚くのも無理ないべw

ち、ちなみに…何科の…?

なんだと思う?ww

小児科…とかですか?

いや、小児科では無いな

外科…?

外科も違う

内科…?

ぶぶー

え…ギブアップで…

俺はね…

…ゴクリ

精神科医やってる

!?!?

びっくりしたっしょww

(゜д゜)

今俺は29歳

てかいつまで敬語?ww

そりゃやっぱり…年上なんで

タメで良いべ

え!?いやいや…

しっかりしてんなぁ

…俺の子供になる気ある?

・・・ふぇ!?

紫ーくんの親は捕まると思う

…………

児童虐待の容疑でな

虐待…?

でも俺…殴られてない…

…ネグレクトって知ってる?

ネグレクト…?

所謂育児放棄だな

そうなんですね……

そうなったら施設か誰かに引き取られて暮らす事になる

紫ーくんの場合施設は合わない気がする

……え?

今紫ーくんに必要なのは愛情

施設は大勢いるから1人にずっと構ってあげられないんだよ

…………

だから施設に行ったら生きていけるけど紫ーくんの心理状態が改善する見込みは少ない

桃さんは真剣な表情で目をしっかり合わせゆっくりと話してくれた

やっぱりこの人は信じられる、そう思った

桃さんは俺の事を1番に考えてくれてる だから…俺も真剣に答えようと思った

桃さんに抱きしめられた時…

今まで感じた事ない物を感じ
ました

うん

桃さんが俺の子供になる気ある?って聞いてきた時…驚きました

まぁそりゃな

でも…それ以上に嬉しくて

ここまで俺の事を考えてくれたのは…桃さんが初めてです

桃さんは…俺に初めて人の温かさを教えてくれました

俺が人生で初めて信じられるって思えた人なんです

うん

桃さんが良いなら…ここに住まわせて下さい

家事とか…俺に出来る事は何でも手伝います

なんか勘違いしてね?

………へ?

住まわせるっつーか…

紫ーくんと家族になりたい

もちろん血の繋がりはない

でもそんなの関係ないと思ってる

……はい

紫ーくんが良いなら、

俺の子供として迎え入れたい

養子縁組をしたいと思ってる

…………

養子縁組をすれば紫ーくんの保護者は俺になる

紫ーくんはどうしたい?

…良いんですか……?

おん、良いよ

これから…お願いします
(深いお辞儀)

そんな畏まらなくても…w

あ、もう少ししたら手続きしに行くけど紫ーくんどうする?

俺も…行きます

ん、分かった

現実世界は普通養子縁組、特別養子縁組 共に条件は厳しいです この物語の設定では条件未達成だと 思われますが、 そこは小説の力で受理させてます その点、ご了承くださいませ By主

服買いに行く?

あ、良いんですか?

まじでタメで話さねぇ?ww

……頑張ります( 'ω')

おぉ…ww頑張れww

おし、じゃあ服屋行くかぁ

あ、はい!

あ…( '-' )

wwwwwwww

不思議だな…

桃さんと出会ってから… イライラ以外の感情を思い出した

桃さんは精神科医として以前に 1人の人として俺に向き合ってくれた

俺は桃さんと…

第2の人生をスタートさせます

続き気になる人居たらまた書きます 前話1000♡ありがとうございます! この話も♡沢山欲しいな((殴

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コメント

6

ユーザー

桃くん凄い…よかったねぇ…

ユーザー

いやぁ、ほんとに神だね 第二の人生…頑張ってほしい

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