俺はあれからなにをしていたんだろう。
嫁と娘のために一生懸命働き、
嫁と娘のために時間を費やした。
そう、ふたりは俺の生きがいだった。
ふたりの笑顔だけが疲れ果てた俺を支えてくれた。
だけどふたりはもう笑顔を保つのが限界らしい。
悠真
悠真
はぁ……
悠真
俺が愛だと思っていたものはなんだったんだろう
悠真
あれから何にも手がつかなくなって仕事もクビになったし
悠真
何を信じ、
悠真
誰を愛し、
悠真
どこに向かって生きていけばいいんだ……
悠真
なぁ……
悠真
教えてくれよ……
悠真
お前ら……
???
……
???
……
悠真
またあの笑顔で俺を元気づけてくれよ…!
悠真
おれは……
悠真
おれはおまえらがいないと
悠真
ダメなんだ……
悠真の身体は精神的なダメージにより、異常なまでに痩せこけていた。
悠真
おれの最期のねがいを聞いてくれ……
悠真
せめて……
悠真
せめて、おまえらの胸の中で眠りたいんだ……
悠真
いいだろう……?
???
……
???
……
悠真
おれはおまえらと出逢えて心からよかったと思えるよ……
悠真
今までありがとう……。
悠真
おれの人生がおまえらのおかげで輝いた……
悠真
来世でも一緒に暮らそうな……
そのとき、麗美とめいの顔から一滴の涙が落ちた。
冷たいその涙は彼女らの頬を伝い、悠真の顔へ静かに落ちた。
ひとつの命の終わりを告げるように……。
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コメント
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家庭と自分が崩壊したことへの現実逃避は2人の人形だったのでしょうか… 涙を流したのは悠真を偲ぶ為のクリスマスの奇跡…?






