TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ソナモン

ちわ

ソナモン

相も変わらず捏造自己満腐向け注意

ソナモン

武道が可哀想なのも注意

ソナモン

前回見た人はわかると思うんですけどタケひな別れてます

ソナモン

それでもいい方はどぞ

たけみっち

んっ…また…いつもの夢…?

不思議な浮遊感を感じ俺は目を覚ます。今見ているものはいつもと違い、自分にも見覚えのあるものだった

千冬

相棒…いや…武道…俺と付き合って欲しい。俺をお前の彼氏にしてくれ!

千冬

俺は…お前と一緒にいたい。ずっと…ずっと!

たけみっち

(これ…俺が千冬に告白された時の記憶だ…)

俺の体験した記憶だからか、今日の夢に出てきている千冬の目には他ではない俺が映っていた

たけみっち

(俺…ちゃんと千冬の目に写ってたんだな…)

その後も千冬と過ごした日々をただ繰り返してるような気分だった

たけみっち

(あぁ…幸せだな…こんな夢ならずっと続けばいいのに…)

そう願った矢先、場面は変わり夜の海に来ていた。

たけみっち

(俺…千冬とこんなところ来てたっけ…なんか…嫌な予感がする…)

その嫌な予感は悲しいほどに的中する

千冬

好きだ…

たけみっち

(ドクッ…)

今までの幸せがその一言で全て崩れた気がした…千冬から言われた初めての好きは…それを言っている千冬の目には…俺が写っていなかった。

たけみっち

(あぁ…やっぱり…俺じゃない…)

バラバラとただひたすらに崩れていく。俺が大好きな千冬が好きと告げたのは俺じゃない俺だ。

たけみっち

(苦しい…苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい)

たけみっち

(好きなのに…俺だって…千冬が好きなのに…)

息が詰まる。その感覚が消えず苦しさだけが俺を包み込む。視界がぼやけ何もわからなくなる。そしてまたあの血の海にいた

たけみっち

(……)

足が酷く重い…動けない。またここに来てしまったのだと思っていたが、そこはこの前とは少し違う…目の前に1つの光があった…俺はその光をそっと覗き込む。

たけみっち

(…暖かい)

それもそのはず…その光の中には大人になったみんなが幸せそうに笑っている光景が写っていたんだから…勿論…もう1人の俺も…

たけみっち

(…お前は、幸せなんだな…みんなに愛されて…)

俺は次第にもう1人の自分が憎くなった…ただその憎悪は疑問に変わる

たけみっち

(あれ…マイキーくんがいない)

その光の中にはマイキーくんの姿が写っていなかったのだ。俺は不思議に思いその光から離れるとその光の裏にまるでその光を支えるかのように黒い塊があった。俺はそれを覗き込む

たけみっち

(…?!)

そこには始めてみるマイキー君の姿があった。無の感情でまるで抜け殻のようにただ人を殺しているマイキー君の姿…そこでのマイキー君は梵天という組織のボスを名乗っていた…

たけみっち

(どうして…マイキー君だけ…)

俺はふと…光の形を見て思う。あの幸せな未来はマイキー君が作ってくれたものなんじゃないかと…そんなことを考えていると暗い光の中のマイキー君がこちらを向いて一言

マイキー

いい未来だろ?

たけみっち

?!

その瞬間…覗いていた光が消えて何も無い真っ暗な空間に戻る。すると後ろに人影を感じたが振り向くことは出来なかった…

マイキー君は…お前の望む未来を作るために『犠牲』になったんだよ

たけみっち

っ…犠牲?

お前はどの時代でも幸せそうだな…生きてるじゃないか…周りは死んでいくのに…

たけみっち

そんなこと…

誰にも求められてないくせに

たけみっち

もう分かってんだろ?

お前は誰にも求められてなんかない…不幸の源だと

たけみっち

はっ…はぁ…はぁ…

影が最後に笑った…それを認知した瞬間に目が覚める…覚めたはずなのに…

たけみっち

お前…なんなんだよ…

俺の目の前には影がいる。ただそこに無音で立っている…まるで俺を監視しているかのように…

たけみっち

くっそ…もう…嫌だ…

苦しい…夢から覚めてるはずなのにまだあの悪夢にいる感じがする。足が…体が酷く重い…千冬の言葉が…マイキー君の言葉が、影の言葉が頭から離れない…

たけみっち

…空っぽだ

ぐるぐるぐるぐる…ひたすらに虚空感が回る…回って回って俺を取り囲んでそれを影がただただ見ている。まるで俺の中に入り込む機会を狙っているように…

たけみっち

…俺なんで生きてるんだろ…なぁ?教えてくれよ…

ピンポーン

俺が影に問いかけをするとインターホンが鳴る

武道ママ

武道ー!お友達来てるわよー!

たけみっち

友達…今…人に会いたくないな

俺は母の呼び掛けを無視し布団に潜る

武道ママ

武道ー?ごめんね、最近体調優れないみたいで、上がっちゃっていいわよ

千冬

ありがとうございます

たけみっち

もう行ったかな…全く誰が来たのk

千冬

あれ、起きてんじゃん

たけみっち

…千冬…

たけみっち

(最悪だ…今1番会いたくなかった)

千冬

よ!ってまた体調悪そうだけど…大丈夫か?

たけみっち

なんで…いるんだよ…

千冬

お前の母さんがあげてくれたんだよ。なぁ、大丈夫か?

千冬

スっ(手を伸ばす)

たけみっち

?!…Σ(・ω・)ノパシッ ヽ( ´><)

千冬

は?

たけみっち

あ…

俺は咄嗟に千冬の手を払ってしまった…千冬は一瞬傷ついた顔をしたが直ぐに表情を戻す

千冬

おい大丈夫か?やっぱり…俺がなんかした…?

たけみっち

…もういいよ

千冬

たけみっち

ほっといて…関係ない

千冬

?!

千冬

関係ないってなんだよ!俺は…俺はお前のことが…!……心配なんだよ…

たけみっち

…ぐっ

たけみっち

(ほらやっぱり、好きって言葉だけは言ってくれないそりゃそうだよね、だって…好きじゃないんだもん)

千冬

相棒…?

たけみっち

別れよう…俺たち

千冬

は?なんでそんなことになるんだよ!お前は…俺を嫌いになっちまったのかよ…

たけみっち

まさか…お前はいい相棒でいい恋人だよ…嫌いになんか…なるわけない

たけみっち

(俺は…心から千冬が好きだから…)

千冬

じゃあなんで?!

たけみっち

疲れたんだよ…俺だけ…俺だけが…お前のこと好きだなんて…

千冬

何言ってんだよ!俺だってお前のこと、

たけみっち

違う!

俺は声を荒らげる…その拍子に今まで押さえつけていた不安や自分への憎しみが溢れ出る。今まで封じ込めていたものが止ままることなく溢れ出る

たけみっち

お前が好きなのは…俺じゃない…

千冬

は?何言って…

たけみっち

俺は1番隊隊長になった記憶もなければ、相棒になった記憶だってない…

千冬

…相棒…?

たけみっち

お前が好きなのは!相棒になって、心中を誓って?強い意志を持って誰かを助けようとするヒーローみたいな俺なんだよ…俺じゃない…

千冬

おい…さっきから何言って…

たけみっち

お前が好きな花垣武道は…俺じゃねーんだよ!お前は…未来の俺と今の俺を重ねてるだけだろーが…お前だけじゃない…みんな俺の事なんか見てねーんだ!

何かが切れて…消えて…無くなった気がした。口に出してしまったことで自分の存在がないことを認めてしまった気がして…虚しくなった。息の仕方も忘れるくらい、自分が分からなくなった。ただひたすらに頭の中は冷静だった

千冬

未来って…何言って…

たけみっち

今更しらばっくれんなよ。そりゃ虚しいわな…皮肉な話しだよ…好きな人が好きなのは俺じゃない俺なんだから。

千冬

たけみっち?お前どこ見て…

たけみっち

どこ見てる?それはこっちが聞きたいよ…お前の目に…俺は写ってない。一瞬たりとも…そうだろ?ハハッ…ばっかみてぇ…

千冬

おい!たけみっち!

たけみっち

好きなんて言われたことも無いのも当然だよな?…だって…お前は俺の事好きでもなんともないんだもんな…さぞかし邪魔だったんだろ?俺が…俺には用なんて何も…

千冬

おい武道!

バサッ

たけみっち

?!

千冬が俺をベットに押し倒す。

千冬

この前の…断ったからそんなに怒ってんの?お前さっきからどこ見てんだよ…

たけみっち

…どいて…

たけみっち

(影が苦しんでる…)

千冬

こっち見ろよ!今!お前の目の前にいんのは俺だけだろ?!

たけみっち

それをお前が言うのかよ…散々見て見ぬふりしておいて…好きでもないくせに律儀だよな?千冬は…

千冬

おい…お前本気で言ってんの?…そんなに知りたきゃ…今からでも分からせてやるよ

ちふゆの顔が、今まで見た事ないくらい本気の顔になる…だがそんなの今更だ。空いてしまったものが埋まるどころかどんどん広がっていく

たけみっち

やめろ!

千冬

いたっ…

俺は覆いかぶさってきた千冬を突き飛ばす

千冬

何すんだ…

たけみっち

もういいってば…

千冬

何が!

たけみっち

否定してくれればよかったじゃん…初めに

千冬

…ッ

たけみっち

言ってくれれば良かったのに…こんなことしなくたって…俺は…俺が好きなのは…ッ…

千冬

だから!俺が好きなのは…!

たけみっち

もういいから嘘つくなよ…知ってるか?お前…俺には1度も好きって言ってないこと。今もう1人の俺が好きなんだろって言っても、1回も否定してないこと。

千冬

?!

千冬

違っそれは!

たけみっち

無理にでも…抱けば誤魔化せると思った?…確かに…満たされたのかもしんないな…でも…やっぱり無理だわ…俺…別れよう…俺…お前と一緒にはいれないわ…

たけみっち

(苦しいくらい悲しいのに…涙でないや…)

千冬

そんな…やだよ…俺

たけみっち

もう俺疲れちゃった、じゃあな千冬

俺は静かに家を出ていく。最後に言葉を告げた時自然と笑顔になった自分に自分でも驚いた。そしてその時千冬の後ろにいた影が笑っていた気がした。

たけみっち

あーあ…涙、出ないもんだな

苦しくて悲しくて…押しつぶされそうなのに、今にも泣きたいのに泣かないと壊れてしまいそうなのに不思議と涙はでない。

たけみっち

もう…疲れたや、生きるのも…

俺が家から少し離れたどこかもよく分からない道に座り込むと後ろから声が聞こえた

???

おい、何してんだ?

ソナモン

一旦終わり、もう少しでこのシリーズも終わりそうだね。

ソナモン

まぁ終わった後まだ関連するもので続き書く気ではいるけど

ソナモン

まぁとりあえず一旦終わります

ソナモン

次若干r指定入る感じにもできるんだけどどっちがいいか聞かせてくれるとありがたいです((殴

ソナモン

まぁ全てにおいて自己満なのでどうなるかは知らんけど

ソナモン

そんじゃぁね

【番外シリーズ】武道が梵天ファミリーのボスに堕ちるまでの物語

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

311

コメント

1

ユーザー

最高かよっ!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚