(こちらの作品では、吹き出し内を会話文としてお読みください。)
ボディの色がすっごく綺麗で、まるで血のような赤なんだって。
そのギターをぞんざいに扱ってギターに嫌われちゃうとね、
?

?
…ほ

?
す…ほ

凉穂
ん…

?
…ずほ

?

祐(凉穂の父)
凉穂、起きろ!

凉穂
んっ⁉

凉穂
ああ、父さん…おはよ。

祐(凉穂の父)
おはよう。

凉穂
しかしながら父上、

凉穂
今日は日曜日でましてや朝の5時のようですが…?

祐(凉穂の父)
あれ、言ってなかったか?

祐(凉穂の父)
凉穂がこの前のテスト頑張ったから、新しいギターでも買ってやろうと思ったんだけどな…

凉穂
一瞬で用意するので待っててください

祐(凉穂の父)
ゲンキンな奴めw

凉穂
どうも~…

廣野 栄介
いらっしゃーい…

廣野 栄介
って、凉穂ちゃんに祐じゃん!久しぶり!

凉穂
ご無沙汰してました~。

祐(凉穂の父)
この楽器屋いつも閉まってんだもんなぁ

廣野 栄介
俺のバンドもまあまあ忙しいからねー。

凉穂
新曲、最高にかっこよかったですよ!

廣野 栄介
ありがと!またライブ招待するよ!

凉穂
ほんとですか⁉嬉しいです!

廣野 栄介
で、今日はどうしたの?

祐(凉穂の父)
凉穂がテスト頑張ったから、新しいギターでも買ってやろうかと思って

廣野 栄介
えー、凉穂ちゃん偉い!

廣野 栄介
祐と俺なんてテスト酷すぎて破り捨ててたのにねw

凉穂
そうなんですか⁉

祐(凉穂の父)
いいから早くギター選んでやってくれよ…

廣野 栄介
はいはいw

廣野 栄介
ギターはこの辺りに揃ってるよー。

凉穂
どうしよっかな…

祐(凉穂の父)
あの黒いのどうだ?お前黒好きだろ?

廣野 栄介
ごめん、それ俺のバンドのギタリストが置いてったやつ

祐(凉穂の父)
…この青いのは?

廣野 栄介
それ6弦ベース。

祐(凉穂の父)
買えるのねぇじゃん…

凉穂

凉穂
栄介さん

廣野 栄介
ん?いいのあった?

凉穂
これいくらですか?

祐(凉穂の父)
赤か…良いな

祐(凉穂の父)
新品みたいだし、高いんじゃねぇか?

廣野 栄介
…いや、タダでいいや

凉穂
え?

祐(凉穂の父)
いや、いいのかよ…?

廣野 栄介
実はこのギター仕入れたときのこと覚えてないんだよね。

廣野 栄介
メーカーのロゴとかも見当たらないし…

廣野 栄介
俺が持ってても弾かないし、凉穂ちゃんにあげるよ。

凉穂
…ありがとうございます!

廣野 栄介
祐、その代わりに今度ご飯でもおごってね!

祐(凉穂の父)
何でだよw

祐(凉穂の父)
気に入ったギター買えて良かったな

凉穂
うん!

祐(凉穂の父)
でもお前、別に赤好きじゃないだろ?

祐(凉穂の父)
何でそれにしたんだ?

凉穂
…なんか、ビビっと来たんだよね

凉穂
これ買うしかない!って思った。

祐(凉穂の父)
…そうか

祐(凉穂の父)
楽器との出会いってそんなもんかもな

祐(凉穂の父)
大切にしろよ

凉穂
…うん!
