___パリンッ
孤独を担う少年は
透明な板の遠くを見透かし
一人、呟いていた
冷淡な中優しさを貫く彼女は
彼を見つめながら
何処か寂しそうな表情をした
「 幸せに、生きて欲しいから。 」
影
凄く長い間、夢を見ていた気がする。
亀裂の入った世界に、訳も分からず二人きり。
首元のペンダントは、太陽光に反射して光を出していた。
影
影
影
影
影
影
いきなり現れた、神々しさに欠ける謎の生物。
まさかこんな怪しいヤツに警戒を怠らない訳が無い。
影
影
影
影
その生物は僕の反応に頭を悩ませながら 何かを考えているようだった。
影
影
誰かに渡されたのは覚えている。
ただ、僕はその誰かを知らない。
影
ここ何年も、 僕の生誕に付き添った人からそう言われてきた。
影
影
他の人からしたら確かに謎だ。
不思議なものだったが、そんなの気にせず生きてきた
今、その真相を知れると言うならば、
影
影
影
影
影
…
よく、覚えてない
そいつに、屋上から投げ出される所までしか。
ソフィア、だよ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!