僕を見て

もう二度とさせない

そう決意して僕は

あの日より傷の増えた体で

僕の兄の瞳と同じ

綺麗な紫の空へとんだ

みんな

泣いていた

ほとけが帰ってこなくて

あにきが部屋を開けてみて

鉄の匂いが充満した血まみれの部屋に

綺麗な水色の手紙が置かれていた

みんなへ

今までありがとう

僕のせいで沢山傷つけてごめんね

僕は今からクラスメイトとの約束で屋上からとんできます

でも、これでみんなを笑顔にできると思ったら凄く嬉しいです

今までご飯代であにきから貰ったお金は僕の部屋の机の引き出しに入ってるから

みんなでどっか食べに行ってきてよ！

僕の幸せはみんなが笑顔でいることだから

本当に

みんなのこと

大好きだよ

ほとけより

誰も笑ってねぇじゃん

みんな泣いてる

少しでも話してくれたら

…でも、

まただ

見ていてやれなかった

ちゃんと見ればわかる

服の上からでも細すぎる体だと

一体どのくらいまともに食べていなかったんだろう

全身に傷があると

他人から付けられたものも自分で付けたものも沢山あって

ぼろぼろで

手紙にも沢山涙のあとがあると

そんな風になるまで

ほとけを追い詰めたのは

きっと

いくら謝っても

もう冷たい彼に

この声は届かなかった

俺が

最後だから

大好きだよ

なんかメリバっぽくなってしまいましたが

以上でこの連載は終了です

こんなの書いて欲しい等あれば

コメントにお願いします

それでは！

おつ燐です！

またね〜っ！