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あれから時が経った
逃げるっていう選択肢は俺の頭の中で
ぐるぐると回っているが
なぜかあいつと一緒にいると安心する
なぜだろうか
憂乃
夢から覚めた
あいつに抱きしめられる夢みた、
で、あいつは?
室内はシーンとしている
憂乃
憂乃
憂乃
足枷の軋む音と鉄分の匂いだけがあるこの部屋に いつもあいつは俺のことを見つめていたのに
憂乃
憂乃
お前がいなくなったら誰が俺を助けてくれるんだ
誰が俺を好きになってくれる
いやだ
行かないで
憂乃
呼吸が苦しい
視界がもっと真っ暗になる
助けて
助けてよ
憂乃
ぁ、意識が、
秀太郎
抱きしめて撫でる
憂乃
秀太郎
秀太郎
憂乃
ぎゅ、と引っ掻くように抱きしめる
秀太郎
秀太郎
憂乃
認めたくないけど
俺はこいつといると安心する
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
憂乃
誰にも愛されない俺のことを
愛してくれるのは秀太郎だけ、?
憂乃
憂乃
憂乃
憂乃
こいつと一緒にいたらだめだ
脳がそういってる
憂乃
足枷が外れるように足を動かす
秀太郎
秀太郎
秀太郎
憂乃
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
憂乃
秀太郎は徐々に近づく
憂乃
だめだ、殴られる
秀太郎
ぎゅ、~…と縛るように抱きしめる
憂乃
秀太郎
秀太郎
憂乃
泣いちゃだめだ、
秀太郎
秀太郎
秀太郎
ちゅ、…とおでこにキスをする
憂乃
憂乃
秀太郎
憂乃
憂乃
秀太郎
ティッシュを鼻に当てる
憂乃
ちーん
憂乃
うとうとしてきた
秀太郎
背中を優しくとんとん、とする
憂乃
だんだんと、眠くなってきた
憂乃
憂乃
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎
秀太郎