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山田
(私は山田。庭に生えていた物を引っこ抜いたらまさかのドラゴン(自称)だった。その少女？は「アル」という名前で、何故だか凄く懐かれている)
アル
やまだ〜！
アル
帰ってくるのが遅いぞ！
アル
一体何をしていたんだ！？
山田
委員会が長引いちゃって
アル
む！そうか！
アル
大変だったな！
山田
別にそうでも無いけど
アル
む…
山田
ていうかいつもならこの時間寝てるのに珍しいね
アル
ふっふっふ
アル
このドラゴンのアル様が！
アル
わざわざ山田の帰りを待っていたのだぞ〜〜！！
山田
あぁ、そう。
山田
ところで
アル
む…
山田
最近ご飯食べてないみたいだけど、何かあったの？
アル
実はその件で待ってたのだ！
アル
どうにも最近ドラゴンの血が疼いてな…
山田
あー…
山田
厨二病的な？
アル
ちゅうに…？
アル
まぁそれは置いておくが
アル
ドラゴンというのはな、本来
牛や豚 鳥や魚も食べるが、
牛や豚 鳥や魚も食べるが、
アル
ど、どうにも人の肉を食わぬと調子が悪いのだ…
山田
ほぉ…
アル
だっ、だから〜…
山田
嫌だよ
アル
即答！？
アル
な、何故だ！？少し齧るのでも
良いのだぞ！？
良いのだぞ！？
山田
嫌だよ
アル
2 回 目 ！？！？
アル
むぅ〜(泣)
なぜなのだ…
なぜなのだ…
山田
はぁ…
山田
ちょっとだけなら、いいよ
アル
ほっ、ほんとか！？
アル
うむ！さすが人間だな！
アル
ドラゴンに逆らうことはできまい…ふっふっふ
山田
やっぱやめようかな
アル
はぅっ！？
アル
ご、ごめんなのだ…
山田
うーん。とはいえ目立つとこだとアレだしなぁ…
アル
耳はどうだ？
山田
丸々…？
アル
ちょっとだけだと言っただろう！
アル
ドラゴンは約束を守るのだ
山田
耳かぁ…
山田
ま、ちょっとだけならいいか
アル
じゃ、さっそく…
山田
ち、ちょっと！
山田
ムードが必要でしょ…！？
アル
むーど？
山田
だ、だから〜…
山田
とりあえずシャワーしてくるから待ってて！！
アル
(ほほぉ、ドラゴンに身を捧げる前に自ら清めるのか！やりおるのぉ)
何分かあと
山田
お、おまたせ…
アル
うむ！しっかり清めておるな！
山田
早くしてよ…恥ずかしいんだから
アル
…？
アル
(な、なぜじゃ…？)
アル
(…！！食べられる時に興奮を感じる『変態』というやつなのか！？)
アル
(でもせっかくの肉…)
アル
うぅ〜…
山田
どうしたの？早くしてよ
アル
っそ！そうだな！
アル
よ〜し！人間なんて食ってやる！
山田
え、あ、うん…(引)
山田の耳にアルが近づき、 吐息がかかる
山田
ひんっ…
山田
んん…
アルが囁く
アル
安心しろ、痛くはしない
山田
うっ、ん…
アル
(ぷるぷる怯えておる…
可愛いのう♡)
可愛いのう♡)
山田
いやっ…！
山田
やっぱ、ダメ！
アル
…だめなのか？
山田
その顔ずるい…
ガリッ
山田
っ！
山田
あれ、痛くない…
アル
言っただろう約束は守ると！
アル
どうだ！？偉いか！？
アル
撫でてもいいぞ！
山田
はぁ…
山田がアルを撫でる
アル
…！？！？
アル
っや、やまだ…！
母
山田ー！ご飯よー！
山田
あ、はーい！
山田
じゃあ、ご飯食べてくるね
アル
お、おう
アル
いってらっしゃいなのだ！
天の声的な
おしまい
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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