If
窓の外を見たあと、時計を見ると7時になっていた
If
If
そう思い立ち上がった途端に電話が鳴った
If
If
そう、俺は真っ先に綺羅さんだと思った
でも、すぐに違うことには気づいた
俺が出ないと分かっているはずなのに必ず綺羅さんはインターホンを押す
そして今回、インターホンが鳴っていないからだ
画面を見るとそこには初兎という字が目に入った
If
内心嬉しかった
けど、朝に電話ってこともあり、不安が勝ってしまう
If
If
初兎
If
If
初兎
初兎
初兎
If
最近、外に出ることが憂鬱になって、通院中の病院とコンビニ以外で外に出ていなかった
だけど、今は自分の気持ちなど考える暇もなく、軽く荷物を持って外に出た
If
少し走っただけなのに息が上がる
最近の自分は、頭が回らなく視界が歪むため車を運転できない
なので、バスで行こうとバス停に向かって走った
運良く3分程でバスが着いた
If
乗ったバスはほぼ満員で、椅子はほぼ埋まっていたが、優先席に1人座れるくらいのスペースが空いている
優先席には、老夫婦が1組、老婆、脚を怪我している少年が座っていた
俺も一応座ってもいい部類の人間ではあるだろうけど少し抵抗がある
精神的な病気は、外見に出にくいため、周りから嫌な目で見られるかと思った
病院での診断の際、医者に”人がいる前では”発作は起こったことがないと言ったからかヘルプマークを貰っていない
でも、もう気を抜いたら倒れるんじゃないかくらい目眩が酷い
申し訳ない気持ちはありつつも、ゆっくり優先席に腰かける
If
周りを見たくないため、ずっと俯いていた
次のバス停に止まったらしく、人がぞろぞろと入ってきた
自分の前に人の気配を感じたので、少し顔を上げる
俺の倍くらいの年齢はありそうないかつめな見た目の男性が俺の前のつり革に手をかけていた
If
嫌な予感がしたが、それは当たってしまった
??
??
If
??
??
??
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??
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If
??
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??
If
これは、俺はどうすればいいんだろう
??
??
??
If
頭が混乱して言葉が出ない
??
りうら
If
まさかメンバーと鉢合わせるなんて思いもしなかった
If
りうら
りうら
If
そう言うとりうらは、俺の腕を強引に引っ張り席から離した
りうら
If
りうら
If
??
りうら
老婆
老婆
りうら
If
なんだかまるで、俺が悪者で、りうらがそれを倒したヒーローみたいになってる
If
泣きそうになるのを必死にこらえる
そのまま目的地である病院まで席は空かなかったため、ずっと床にしゃがみこんだ
何が1番きついかって、りうらは客観的に見たら、何も悪いことをしていないのに、俺の中で悪い印象がついてしまったことだ
あの大好きなメンバーにこんな気持ちを抱いてしまう自分のこの感情が気持ち悪い
息もしにくく、頭がぱっとしなくなってくる
If
If
If
そしてりうらとほとけの病室に向かった
そのまま一言も会話は交わさなかった
If
If
-hotoke-
カーテンを開けると、弱々しく名前を呼ぶ声が聞こえた
ほとけは、前あった時から少し痩せていて、肌はあまり血色がよくない
りうら
りうら
りうら
If
そう言うとりうらは俺の方を睨む
If
-hotoke-
ほとけは俺の顔をじっと見たまま固まってしまった
初兎
If
初兎
If
あまりいい予感はしない
初兎
少し声が震えていて泣きそうな声
If
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
If
そう言い放つと、初兎は去っていった
そのままどうほとけがいる病室に行ったのかは覚えていない
ないこside
ないこ
ないこ
初兎
ないこ
初兎
初兎
初兎
ないこ
初兎
初兎
初兎
初兎
ないこ
初兎
初兎
ないこ
初兎
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
If
ほとけの隣にしゃがみ、目線を合わせながらそういう
-hotoke-
-hotoke-
If
-hotoke-
泣きそうで息が詰まってきた
If
-hotoke-
りうら
情緒が乱れて急に吐き気がきた
ほとけが何か言ってくれようとしていたが、目の前で吐くくらいなら話を遮って離れる方が俺的にはよかった
無駄に心配かけてまたほとけにストレスかけることになるし...
If
If
If
If
If
If
If
If
ここで判断した
俺ってもうこの世で 生きていけないんだ
If
If
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
If
If
If
If
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
If
If
そう言い、逃げるように病院を出た
コメント
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続き楽しみだけど正直心が痛い…神作です!頑張ってください!
続き書いて寝れない(´;ω;`)