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If

(外明るくなってきたなー)

窓の外を見たあと、時計を見ると7時になっていた

If

(寝よ......)

If

(お酒取ってこな...)

そう思い立ち上がった途端に電話が鳴った

If

(え......)

If

(朝にまで来るようになったんか...?)

そう、俺は真っ先に綺羅さんだと思った

でも、すぐに違うことには気づいた

俺が出ないと分かっているはずなのに必ず綺羅さんはインターホンを押す

そして今回、インターホンが鳴っていないからだ

画面を見るとそこには初兎という字が目に入った

If

(え...!初兎...?)

内心嬉しかった

けど、朝に電話ってこともあり、不安が勝ってしまう

If

もしもし?

If

どうしたん...急に

初兎

いむくんが倒れた

If

は......?

If

いつ...!?もう救急車呼んだん?

初兎

〇〇病院に運ばれた

初兎

僕ももうそこにいるけど

初兎

今診断中でまだ病室はわかってへんから、着いたら看護師さんに病室どこか聞いてから来て

If

...わかった、すぐ行く

最近、外に出ることが憂鬱になって、通院中の病院とコンビニ以外で外に出ていなかった

だけど、今は自分の気持ちなど考える暇もなく、軽く荷物を持って外に出た

If

はぁッッ...はぁっ

少し走っただけなのに息が上がる

最近の自分は、頭が回らなく視界が歪むため車を運転できない

なので、バスで行こうとバス停に向かって走った

運良く3分程でバスが着いた

If

はぁっ...(しんど...座りたいけど...)

乗ったバスはほぼ満員で、椅子はほぼ埋まっていたが、優先席に1人座れるくらいのスペースが空いている

優先席には、老夫婦が1組、老婆、脚を怪我している少年が座っていた

俺も一応座ってもいい部類の人間ではあるだろうけど少し抵抗がある

精神的な病気は、外見に出にくいため、周りから嫌な目で見られるかと思った

病院での診断の際、医者に”人がいる前では”発作は起こったことがないと言ったからかヘルプマークを貰っていない

でも、もう気を抜いたら倒れるんじゃないかくらい目眩が酷い

申し訳ない気持ちはありつつも、ゆっくり優先席に腰かける

If

(ごめんなさい...ごめんなさい)

周りを見たくないため、ずっと俯いていた

次のバス停に止まったらしく、人がぞろぞろと入ってきた

自分の前に人の気配を感じたので、少し顔を上げる

俺の倍くらいの年齢はありそうないかつめな見た目の男性が俺の前のつり革に手をかけていた

If

(譲った方がいいのかな...
でも...立てない...)

嫌な予感がしたが、それは当たってしまった

??

なぁ、おい兄ちゃん

??

ここ、優先席なんだけど、知ってる?

If

っ...知ってます...

??

いやー見た目的にはね?兄ちゃん若く見えるんだけどー...違う?

??

俺には、20代くらいに見えるなー

??

ここはな?足腰が弱ってる爺さん婆さんや、怪我とかで立ってられねぇ人が座る場所なんだよ

??

やけど、兄ちゃんは、ちょっと顔青白いくらいで、ピンピンしてるように見えるんだけど

??

隈あんのもどうせ無駄に夜更かししたからだろ?

??

それは座る理由にはなんねぇなぁ

If

ぁ...ぅ

??

じゃあ兄ちゃんは健康なんだからよ。ほら、早く立ったらどうだ?

??

ほら、あそこに婆さんいるぞ?

??

杖もついてて、
しんどそうだなー...なぁ?

If

っ...

これは、俺はどうすればいいんだろう

??

そこの兄ちゃんは、脚怪我してるし、わかるんだけどよ

??

君は怪我すらしてないし?

??

ほら、隣に居る婆さんとかにも迷惑かかってるぞー

If

っ...(...)

頭が混乱して言葉が出ない

??

ねぇ

りうら

ここでなにしてんの?

If

え...!?

まさかメンバーと鉢合わせるなんて思いもしなかった

If

あ...あのな...

りうら

早く立ちなよ

りうら

本当に優先席を
必要としてる人に譲れよ

If

ぇ......ぇっ...と

そう言うとりうらは、俺の腕を強引に引っ張り席から離した

りうら

...

If

っ...!...なんで...

りうら

りうらこれ以上まろのこと嫌いになりたくないからあんま余計なことしないで

If

(これ以上......?)

??

兄ちゃんありがとな!

りうら

いえいえ、あ、ここ座ってください

老婆

ありがとうねぇ

老婆

お兄ちゃんは親切だねぇ

りうら

そんなことないですよ

If

(.........)

なんだかまるで、俺が悪者で、りうらがそれを倒したヒーローみたいになってる

If

ふ...ぅ...(......)

泣きそうになるのを必死にこらえる

そのまま目的地である病院まで席は空かなかったため、ずっと床にしゃがみこんだ

何が1番きついかって、りうらは客観的に見たら、何も悪いことをしていないのに、俺の中で悪い印象がついてしまったことだ

あの大好きなメンバーにこんな気持ちを抱いてしまう自分のこの感情が気持ち悪い

息もしにくく、頭がぱっとしなくなってくる

If

(酔ったんか知らんけど吐きそう...)

If

(......ずっと頭痛いし...もう嫌や...)

If

(死にたい...)

そしてりうらとほとけの病室に向かった

そのまま一言も会話は交わさなかった

If

...!ほとけ!

If

どうしたん?何があったん?

-hotoke-

あ、りうちゃん...いふくん...

カーテンを開けると、弱々しく名前を呼ぶ声が聞こえた

ほとけは、前あった時から少し痩せていて、肌はあまり血色がよくない

りうら

ほとけっち...!俺病院行ったらって言ったじゃん!

りうら

最近目にわかるくらい痩せたしさ...顔色も悪いし...!

りうら

もしかして...

If

ゆっくりでええから教えて?

そう言うとりうらは俺の方を睨む

If

っ...

-hotoke-

...

ほとけは俺の顔をじっと見たまま固まってしまった

初兎

なぁ、ちょっと病院の外来てくれへん?

If

え、どうしたん?

初兎

ちょっと話したいことあんねん

If

っ...わかった

あまりいい予感はしない

初兎

あのな...

少し声が震えていて泣きそうな声

If

どうしたん...?大丈夫?

初兎

大丈夫ちゃうわ!

初兎

いむくんが...っ...いむくんが倒れた理由がな...

初兎

俺...お医者さんから聞いたんやけど...

初兎

ストレスで倒れたって言ってて...

初兎

あとからいむくんの話聞いたら...

初兎

”あの時”...僕がいふくんに言っちゃったからいふくんが休止しちゃったって泣いてて...

初兎

いむくんはなんも悪くないのに...

初兎

お前が1番悪いのに!

初兎

いむくん...食事も睡眠もろくに取れてなかったし...!

初兎

軽く...リ〇カしてた...

初兎

まろちゃんなんかが生きてるせいでいむくんはあぁなったんや...

If

...

そう言い放つと、初兎は去っていった

そのままどうほとけがいる病室に行ったのかは覚えていない

ないこside

ないこ

(2人で外行ったから...気になって来てみちゃった...)

ないこ

(盗み聞きはよくないけど...リーダーだしっ)

初兎

大丈夫ちゃうわ!

ないこ

(結構荒げてるな...そんなに怒ってるの...?)

初兎

いむくんが...っ...いむくんが倒れた理由がな...

初兎

俺...お医者さんから聞いたんやけど

初兎

ストレスで倒れたって聞いて...

ないこ

(そうだったんだ...初兎ちゃんが代表で話聞いてたから知らなかった...)

初兎

あとにいむくんから話聞いたら...

初兎

”あの時”...僕がいふくんに言っちゃったからいふくんが休止しちゃったって泣いてて...

初兎

いむくんはなんも悪くないのに...

初兎

お前が1番悪いのに!

ないこ

(ちょっと言い過ぎてるな...
割り込むか...)

初兎

いむくん...食事も睡眠もろくに取れてなかったし...

初兎

軽く...リ〇カもしてた...

ないこ

(え......)

初兎

まろちゃんが休止なんかしたせいでいむくんはあぁなったんや...

ないこ

(そうか...)

ないこ

(でも...あそこで休止せざる終えなかったし...)

ないこ

(誰も悪くない...で片付けたほうがいいか...)

ないこ

(あっ...!?初兎ちゃんこっちくる!)

ないこ

(先に戻っとこう)

If

ほとけ...ごめん

If

ほんまにごめん...

ほとけの隣にしゃがみ、目線を合わせながらそういう

-hotoke-

僕は...大丈夫だよ

-hotoke-

えっと...その...いふくん

If

っ...

-hotoke-

ちょっと痩せすg...

泣きそうで息が詰まってきた

If

ごめん......!ちょっとトイレ行ってくる...

-hotoke-

あ...うん

りうら

...

情緒が乱れて急に吐き気がきた

ほとけが何か言ってくれようとしていたが、目の前で吐くくらいなら話を遮って離れる方が俺的にはよかった

無駄に心配かけてまたほとけにストレスかけることになるし...

If

っはぁっ...うっ...

If

おぇえ”ッ!ゲホッ...うぅ...おぇッ...

If

...げほっ!げほっッ!

If

(俺が1番悪い........)

If

(俺が生きてるから.........)

If

...

If

(生きてる...から?)

If

っはぁッ...はぁ...

ここで判断した

俺ってもうこの世で 生きていけないんだ

If

っ...はぁ...うっ......

If

...

悠佑

あ...まろ

悠佑

行き道混んでて今着いて話聞き終わったとこなんやけどさ

悠佑

...正直

悠佑

お前は...悪くないで

悠佑

確かに...ほとけは責任感じやすいタイプやし...ちょっと初兎が受け取り方間違えただけや

If

...そっか

If

...

If

ごめんやけど...俺

If

いれいす脱退する

悠佑

は...?

悠佑

お前自分でやらかしといて勝手なこと言うなよ!

悠佑

ほとけはあんな苦しんだってのに!

悠佑

せっかくなだめたったのに...!

悠佑

......あ...

If

ごめん...

If

ごめんなさい...

そう言い、逃げるように病院を出た

ハッピーエンドを好まない作者が推しを病ませてみた

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コメント

66

ユーザー

続き楽しみだけど正直心が痛い…神作です!頑張ってください!

ユーザー
ユーザー

続き書いて寝れない(´;ω;`)

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