テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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マフィア物語Ⅲ －白魔の哮り、黎明の泪－

第1話 - 再出発

200

2024年04月08日

#創作

#マフィア物語

#連載

#オリジナルストーリー

華

お待たせいたしました。今回から極東編始まります！

牛ﾀﾝつくね

ハッッッ！！！

牛ﾀﾝつくね

色々あって今章は私メインで書かせていただくことになったらしいです！どーしよ！

牛ﾀﾝつくね

…精一杯頑張れば大丈夫な気がするのでぜひごゆるりと読んでってください！！

牛ﾀﾝつくね

主執筆のside麗と交互に隔週で連載(出来たらいいな〜と、そんな)予定です。

牛ﾀﾝつくね

では皆さま方、
おかえりなさァい！！
いってらしゃァい！！

－数ヶ月後－『叛逆の徒』新アジト

━━━━━━━━━━━━━━━━

日晴

───お、
もう皆いるじゃん！

ギィ

久しいね日晴。傷は癒えたのかい？

日晴

はい、ばっちこいです！！

ジョーカー

誰かと思えば日晴来てたのか、いらっしゃい。元気そうで何よりだ

フラン

あ！ヒバちゃんおかえり〜！ちゃんとご両親の所顔出しに行ったんでしょうねー？

日晴

あったり前っすよ…！
小一時間ねちっこく問い詰められちゃいマシタ……

ジョーカー

……なんというか、お前ら打ち解け度合いすごいな…

ギィ

子供を叱る親はその子を大事に思ってる証拠さ。
麦茶でよかったかな(ｺﾄｯ

日晴

…なんかギィさんにそういう適当な正論言われるのめっちゃヤです！

フラン

ふっ、…w
……いえ、失礼しました

ジョーカー

筧日晴………お前ってヤツはなぁ………、

日晴

…ァ、お茶はありがとうございます！！(？)

ギィ

……礼には及ばないよ、
もっともこれしか無くってね。

フラン

(優しい…)

日晴

…ギィさん前と比べて物腰柔らかくなったよなぁ……
やっぱり歳かn

ｺﾞｽｯ！！！

日晴

痛゛ッ！！！

ジョーカー

何も話すんじゃないぞ。
でないと俺がお前を殺す前にお前が殺される。

日晴

どの道死ぬの俺！？

フラン

ヒバちゃんはバカなので迂闊に喋らないことをおすすめするわ。

日晴

……ᕙ(🥺)ᕗ

日晴

…………あれ、てか狄は？

ギィ

ほら向こうにいる。
狄君、日晴だ

狄

───知ってます。
馬鹿うるさいから。

狄

久しぶり。
変わらないね、君は

日晴

おう！…俺も安心したぜ、ちょっとな

日晴

何やってんだ？
……刀の手入れ？

狄

ああ、そろそろ発つと聞いて。

狄

手入れのひとつしないとすぐ駄目になっちまうから。

日晴

へぇ真面目だなぁ〜………

日晴

ｴｯそろそろ…行くの……？？(((

ジョーカー

なんで知らないんだ…？

フラン

じゃあなんで来たの…？

日晴

いや、今日は…ノリで…

ギィ

…相変わらず面白い子だね…(ﾎﾞｿｯ

狄

……意味が分からない。

日晴

そっかー…俺も荷造りにリュック持ってこなきゃ……

ジョーカー

遠足じゃないんだぞ、、、

フラン

うーんまあまあ……遠出ではあるんじゃない？

日晴

わァ………ぁ………

－1週間後－

薫

───よ。

牧

お邪魔します。

日晴

あ、こんにちは！

フラン

！お久しぶりです、薫様と、牧様。
その節は…ありがとうございました。

ジョーカー

ご無沙汰しております。

狄

……先日の事は、すみません。ご迷惑おかけしました

薫

…お疲れさん。
ギィの旦那、そっちの支度は大丈夫そうか？

ギィ

此方は問題無い。準備感謝するよ薫、手間をかけたね。

薫

お易い御用ですよ。
──じゃ、お前らにこの乗船券を渡しておく。
全員偽名のIDだ。

フラン

なるほど、…やはり渡航で向かう事になったのですか。

薫

ああ。陸路はどうしても多少のリスクを負うからな、ここばかりは慎重に行く。

ギィ

賢明な判断だと思うよ。

牧

…今夜0時に、ウラジオストク行の客船が出ます。私達はそこに紛れて貰う形になるかと。

薫

下船後はシベリア鉄道に乗り込んで目的地のハバロフスクへ向かう事になる。

薫

それ用のダミーを用意してあるから、国境の検問は上手く抜け出せ。いいな？

日晴

…あれ？……先輩は一緒じゃないんですか？

薫

………、ﾁｯ

牧

…薫。

薫

嗚呼、済まない。

ギィ

俺からも聞きたい。ノワールは？

薫

……牧。

牧

お嬢様は先行してご自分で旅立たれました。

牧

私が知っているのは凡そ北西の方へ向かったという事だけです。……我々が遇うとは限りません。

ギィ

……そうか。

狄

あの…逃げた、って事ですか？

薫

………やっぱりあそこで殺しときゃ良かったか？お前。

牧

薫。

薫

お嬢は逃げてなんかない。

薫

それにお嬢はお前らに"協力"していただけだ。
仲間ではない。

薫

…よく覚えとけ。

狄

……不躾でした。重ね重ね、申し訳ないです

ギィ

そこまでにしようか。
来てくれてありがとう、2人とも。後は任せたよ

牧

いえいえ、…これくらいならばすぐ用意出来たので。

ジョーカー

……ギィさんは？我らとは同行なさらないのですか？

ギィ

少しばかり事情があってね。上から監視されてるんだ

フラン

！

ギィ

必ずあとから追い付く。
……それまで無事を祈ってるよ。

日晴

………行ってきます！

━━━━━━━━━━━━━━━━

日晴

───うぉぉおお！！船デッケェ！テンション上がる！

ジョーカー

…人生幸せそうでいいな。

薫

全く……コイツのテンションには着いてけねぇよ、

牧

足場にお気をつけて。

狄

…ありがとうございます。

フラン

…………、

薫

…どうしたフラン？
浮かない顔して。

フラン

いえ……
仕事で、初めて故郷へ帰るなと。

ジョーカー

…そういやフラン、ロシア出身だったな。何かあった時の通訳はお前に頼むか

牧

そうだったのね。
…地元はどちらに？

フラン

一応サンクトペテルブルクの方です。…極東部に行くのは、初めてですけれど。

フラン

………面倒事に巻き込んでしまったらごめんなさい。

日晴

……？
それってどういう───

薫

何してるんだ日晴、早く乗れ。トラブルは避けたいんだ

日晴

ぁ、………

日晴

(……どういう意味、だったんだろ)

日晴

…なあ狄

狄

なに？

日晴

俺びっくりしたんだけどさ、、、

日晴

ロシアって船で30時間も掛かんの………？

狄

……そうだね。

日晴

まーじかぁ………

日晴

俺ぁてっきり2時間くらいで着くと思ってたもん……

狄

飛行機じゃないんだ、しょうがないだろ。

狄

それに…薫さん達の計らいで良い船の二等船室を貰えたんだし、

狄

今のうちに体力を溜められるのは有難いと思うよ。

日晴

…確かに、ゆっくり遊べるのも今だけか…はっ！！

日晴

よし、クルーズツアー楽しむぞ！！！狄！！！

狄

………寝ろよ。
巻き込まないで。

狄

(やっぱりずれてる。これだから疲れるんだけど、)

狄

(……でも、
───やっぱり"あの人"に似てる。
…嫌な気はしないな)

狄

……俺寝る。…おやすみ。

日晴

あ…うん！
また明日な！

━━━━━━━━━━━━━━━━

牛ﾀﾝつくね

最後まで読んでくれた皆あ゛り゛か゛と゛う゛!!!

牛ﾀﾝつくね

狄くんは今日もツンデレのショタ(18)でした。

牛ﾀﾝつくね

これはどうでもいいですが、修学旅行の醍醐味はバス移動の時と寝る前の自由時間だと思ってます。

牛ﾀﾝつくね

さあみんなが寝静まる中、お船はキコキコ海を渡り……🚢🌊

牛ﾀﾝつくね

かくして、世に歯向かう彼らの旅は幕を開けました。

牛ﾀﾝつくね

道程中のお話はもうちょっとだけ続くので、日晴くん達を優しい目で見守りましょう☺️

牛ﾀﾝつくね

皆さんも今夜いい夢を！
牛ﾀﾝつくねでした！

マフィア物語Ⅲ －白魔の哮り、黎明の泪－

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