煙花三月

王林学園

文武両道として名が知れた学園

元々治安が悪く所々で人がぶっ倒れてるこの街の中では珍しい共学だ

レオは階段をドシドシ踏み鳴らしている

ﾊﾟﾝｯ!!

乾いた銃声がした

レオの右頬を銃弾が掠めて 血がジタジタ滲んでいる

階段の上では男が 銃をレオに向けていた

イリヤはレオを制止する

豊はイリヤを睨みつけると背中を見せた

さっきまでの無機質な空間とは違って ロココ調で統一された床と壁紙、燭台、椅子、そして更には天井にシャンデリアがぶら下がっている。

豊は自慢げに話す

豊は挑発げにレオを上目遣いで見る

言葉一つで半端ではない威圧を感じる

さっきまでの威圧感は もう無くなっていた

豊はレオの顎を指でなぞり首、そして胸

それから、

豊は艶然と微笑んだ

イリヤはレオの背中を音良く叩いた

豊はレオにウィンクした

アサガは堪えきれずに噴き出した

豊がいきなり止まり後ろの三人は それぞれぶつかった

一行は食堂の奥の部屋へと案内された

食堂の奥は広い調理場になっていた

豊は調理場の引き出しから 五つ箱を取り出した。

イリヤは箱の中から 冷たく黒いかたまりを取り出した。

固唾を飲み込む音がした

イリヤの手には銃が握られている。

豊は上にある棚から キャリーバッグを取り出した。

豊は唇に指を当て艶笑した

イリヤはレオとアサガに箱を渡す

豊はさっき取り出したキャリーバッグをイリヤへ渡した

豊は自慢げに話す