悟
ただいま
親父
おう、おかえり
俺はある事に気づいた
知らない女性が、親父に手料理をふるまっていた
悟
(そういう事か)
実は親父は1か月前俺の母さんつまり、親父の妻の由紀子が病気で亡くなっていた。
だからこの人はきっと親父の新しい結婚相手なのだろうな。
親父
由里子さんの料理どれも美味しいです。
由里子って名前か死んだ母親の名前に似てるな
由里子
ありがとうございます
親父
おい、お前も挨拶せんか
悟
こんにちは
親父
ははっ(笑)堅苦しいなぁw
親父の妻なのに何言ってんだ?
親父
あっ
親父
由里子さん後で私の部屋の時計のコレクションを見せましょう
由里子さんという方は軽く会釈をした
由里子
ありがとうございます
ピンポーン
親父
ん?誰だ?
由里子
あっ・・・大丈夫ですよ私が出ますよ
由里子
あなた達は料理を食べていてください^^
親父
すみませんありがとうございます…^^
由里子がリビングから出ていく
親父
ほんとにいい人だな
悟
だね
親父
お前前からモジモジしてたがこんなに素敵な恋人がいたなんて!お父さんビックリだよ
親父
由紀子が、亡くなる前こう言われたんだ
由紀子
あなたが無愛想なのはしょうが無いですけと悟が、もし恋人を作ったらその相手には優しくしてくださいね
由紀子
なんせ姑に苦労したんですからね!
親父
俺はその通りにしたということだ
親父が言っている事に俺はポカンと口を開けて見ていた
親父
ていうかお前らいつから付き合ってたんだ?
悟
は?
悟
何言ってんだよ!親父!
悟
あの方は親父の新しい結婚相手だろ!?
親父
え・・・?
親父
お前の相手じゃない?
親父はなにかに気づいたように部屋に駆け込んだ
親父
あぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
悟
どうした!?
親父
時計のコレクションが、無い!現金も貴金属も全部とってかれた!!!
家の前にはニヤリと笑った由里子の姿があった