携帯から出た白い光が貴方を包む 光が収まると貴方は見たこともない部屋にいた
神様
……おや
神様
これはこれは珍しい
"そっち側"の人が此方に干渉してくるとは
"そっち側"の人が此方に干渉してくるとは
少年が目の前に立っている
神様
異常が発生したのかな?
少年は怪訝そうな表情で此方を眺める
神様
まあいいや
僕はとある世界の管理者兼神様
ちょうど暇してたんだよ
僕はとある世界の管理者兼神様
ちょうど暇してたんだよ
神様
取りあえずこの椅子に座りなよ
…大丈夫何もとって食ったりしないさ
…大丈夫何もとって食ったりしないさ
神様
飲み物はなんでもいい?
すぐに出来るから待っててね
すぐに出来るから待っててね
貴方の鼻腔は芳しい香りで満たされる
これは貴方の大好きな飲み物の香りだ
神様
お待たせ
熱いから気を付けてね
熱いから気を付けてね
神様と名乗る少年のような容貌の人物が貴方にティーカップを差し出す
神様
しかしここに人が来るなんて本当に珍しい
君はどうやってここまで来たんだい?
君はどうやってここまで来たんだい?
神様
…Teller???
聞いたことがないね…
聞いたことがないね…
神様
君たちの神様が新しく作った次元移動装置かなにかなのかな?
報告してくれないと困るんだよなぁ…
上がめちゃくちゃめんどくさいんだよ…
報告してくれないと困るんだよなぁ…
上がめちゃくちゃめんどくさいんだよ…
神様
…まあそんなことは後でも対処できるか
今は来客の対応をすることが先決だね
今は来客の対応をすることが先決だね
神様
あまりにも暇をもてあましていてね
話し相手になってくれよ
話し相手になってくれよ
少年がこちらに少し顔を寄せる
神様
…ここがどこか聞きたそうな顔をしているね
神様
いいよ
ここがどこか教えて上げる
ここがどこか教えて上げる
神様
ここは"神聖なる宮殿"
神様
君たちの世界で言うところのホワイトハウスみたいなものだと考えてくれればいいよ
神様
ここは色々不便でね
外との交流なんて全くできたものじゃないんだ
外との交流なんて全くできたものじゃないんだ
神様
だから君が来たときあんな反応をしたんだ
神である少年は微笑んだ
神様
…そして一番気になっているであろうこの宮殿が存在する世界の名前はウィアリアス
神様
この世界は君たちの言うところのファンタジーの世界でね
ドラゴンもいるしゴブリンもいるし魔法だってあるんだ
ドラゴンもいるしゴブリンもいるし魔法だってあるんだ
神様
つまるところ君たちが住んでいる世界とは全く別の所にある世界だ
神様
本来此方に来る方法はないんだ
数百年前に閉じられたからね
数百年前に閉じられたからね
神様
だから君は異常な存在…特例ってわけさ
神様
本来至急上に伝えて送還するのが原則なんだけど…
神様
まあ少し位なら上も許してくれるでしょ
神様
どうだい?
この世界を一緒に見てみるかい?
この世界を一緒に見てみるかい?
神様
僕は神様だからね
好きなときに好きなだけ自分の世界を見れるんだ
好きなときに好きなだけ自分の世界を見れるんだ
神様
例え人が一人増えても問題ないでしょ
さあさあ今すぐ一緒に見よう!
さあさあ今すぐ一緒に見よう!
神様
僕のおすすめの人を紹介するよ!
神様
…ああもちろんお茶が切れたりお腹が減ったらすぐに言ってくれよ
僕一人にはあまりにも多い食料が支給されてるからいくらでも食べ物はあるんだ
僕一人にはあまりにも多い食料が支給されてるからいくらでも食べ物はあるんだ
神様
それじゃあ
神様
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