◤◢◤◢ 注 意 ◤◢◤◢ こ の 投 稿 に は 文 豪 ス ト レ イ ド ッ グ ス の 太 宰 さ ん と 中 原 さ ん の カ ッ プ リ ン グ 要 素 が 含 ま れ て い ま す 。 ※ モ ブ が で し ゃ ば り ま す そ れ で も い い よ ! っ て 方 は ど う ぞ .ᐟ
ま だ 明 日 を 知 ら な い 僕 ら
第 二 十 二 話
太宰
僕と中也の交際を知っているのは織田作と安吾だけの筈
何故外部に情報が──
『一回君に電話をかけていいかい?』
『うん、いいけど…』
太宰
『…やっぱり、付き合ってるの?』
太宰
実際今は本当に別れてるし…
『本当?』
太宰
『友達から聞いたの、太宰さんと中原さんが付き合ってるって』
太宰
『分かったけど…もう結構話しちゃってると思う…大丈夫?』
太宰
ツー
太宰
その日はあまり眠れなかった。
太宰
朝、教室内がざわつく
太宰
絶対嘘ついてるよねアレ
そりゃそうでしょ、同性だもん
机に教科書を仕舞おうとすると、机の中から土が出てきた。
太宰
思わず舌打ちを漏らす
こんな古典的な悪戯を初めて受けた
うわー可哀想太宰さん、顔はイケメンなのにね
私太宰君のこと好きだったのに…
太宰
情報が漏洩した原因…
織田作
太宰
織田作がかがみ、机の中を覗く
織田作
織田作
太宰
安吾
太宰
織田作
安吾
織田作
安吾
太宰
安吾
太宰
織田作
太宰
安吾
織田作
太宰
織田作
安吾
太宰
困ったような笑みを浮かべながら、安吾はクラスへと戻って行った。
太宰
普段、中也と喧嘩ばかりしているのに、ここまで噂が皆に信憑性を持たせている理由は一体なんなのか
考えをひたすら巡らせながら階段を下る
ドンッ
太宰
背中に強く押された衝撃が走る
ドンッドンドンッ
太宰
すぐに受身をとったお陰で特に怪我はなかったが、前に頭を強打されたせいで頭にキーンと痛みを感じ、頭を摩った。
タッタッタッタ
太宰
階段から突き落とすなんて余程の事だ、中也に伝えようとスマホを取り出す。
太宰
君が臆病になっている理由を話すまでパスコードは教えないよ。
中也自身のスマホのパスワードを中也は知らないんだ。
これじゃあスマホで伝える事は出来ない
太宰
今は中也と絶賛喧嘩中だし、おまけに入院中で姐さんが張り付いてるだろうしな…面会さえ許してもらえるか怪しい
…どうにかして中也が退院するまでに対処しなければ、中也にまで被害が及ぶ
太宰
中也、今どうしてるかな
続く