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鈴雨のストーリーをご愛読してくださっている皆様へ ...サブ垢フォローお願いしまs
英雄うぅぅぅぅ‼️ 病み美味し…ありがとうございます(?)
星ヶ丘 弥生
もうすぐ2時間目が終わる頃だろうか。
薬は飲んだはずなのに倦怠感は絶えず、
思考回路さえ曖昧になってきた。
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
と、
気だるい体を起こして、
目を擦りながら布団を出る。
日差しも強くなってきて、
一人静かに罪悪感を感じている。
星ヶ丘 弥生
そう呟き、
少し情景を浮かべてみる。
……まぁ、
あいつの事だから 心配くらいはしてくれてるだろうけど。
………いや、しろよ。
そしてやるべきことは一段落し、
ようやく体温計を手に取る。
ピピピッ、ピピピッ、
星ヶ丘 弥生
『39.1』
星ヶ丘 弥生
平熱何度だっけ。
確か36度台辺りだった気がする。
…やばいな。
額に手を添える。
当たり前のように熱い。
高熱を自覚した途端更に悪化したのか、
そのまま布団へと、
倒れ込むように眠りについた。
夢の中
幼少期の弥生
幼少期の弥生
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
ドゴッ、ペチンッッ、ゴンッ
星ヶ丘 弥生
手を振りかぶる
パシッ
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
いつ頃の記憶だっただろうか。
僕を叩こうとした生徒の手を止めて、
ニヤリと笑って放り出した。
…周りからみたら物騒だが。
僕にとっては英雄だった。
星ヶ丘 弥生
星ヶ丘 弥生
そしていつの間にか、
小さなグループができていた。
なんか真面目で大人しい子
水色髪の眼鏡の子
どこか抜けてそうな人
ただただ優しい子
、そして僕の恩人。
…よく慰めあった。
辛いことも、
苦しいことも皆で共有した。
それは消えないけれど、
…
いつか互いが救われることを願って。
そんな日々の中過ごしている。
…意味もなく天井を見つめていた。
気だるさは増す一方。
また目を閉じて、
ふと瞼の裏に遮る。
…このまま消えれたらいいのに。