じゃんぬ
じゃんぬ
⚠️現実世界とは何の関係もございません。 ⚠️政治的意図・戦争賛美等はございません。 ⚠️かなりのブラックジョークがあります。 ⚠️特定の国や地域を軽んじる意図はありません。 ⚠️史実・旧国あり 物語としてお楽しみくださいませ。
じゃんぬ
意を決して空間に飛び込んだ 日本、アメリカ、イタリア。
何もないだだっ広い広間を スマホで足元を照らして進む。
日本
イタリア
アメリカ
イタリア
日本
アメリカ
アメリカがため息を吐いたその時。
パッ!
突然、ぱあっと灯りが灯る。 辺りが急に明るくなった。
日本
アメリカ
イタリア
突然の眩しさに目を瞑る。 まぶたの裏がチカチカと痛い。
その後、恐る恐る目を開けると、 そこは、古びたダンスホールだった。
日本
イタリア
アメリカ
アメリカの言葉にイタリアは ぱっと口を手で押さえる。
アメリカ
イタリア
日本
走り出す二人を、日本は制止した
日本
ゆらり、ゆらり、
柱の陰が揺れる
揺れる
アメリカ
日本
影たちは、見る見るうちに広がり、 やがて人型を取り始めた
イタリア
アメリカ
そして、辺りは舞踏会と化す
〜♪~♫〜♪〜
オーケストラがワルツを奏で始めた
ドレスをまとう淑女たち。 ワイングラスを手にした紳士たち。
彼らは楽しげに談笑し、 音楽に合わせてくるくる踊る。
日本
日本
アメリカ
相変わらず警戒したまま 三人は周囲を見渡した
イタリア
日本
イタリア
アメリカ
イタリア
パーンッ!
アメリカの制止も聞かず、 イタリアはピストルを取り出して、 間髪入れずに影を撃つ。
イタリアの放つ弾に、 影はパッと四散した
日本
アメリカ
日本
イタリア
その時だった。
♪〜〜・・・。
突然、ピタリと音楽が止む。
アメリカ
日本
イタリア
アメリカ
ゆらり、ゆらり…
踊っていたはずの人型の影は、
三人を取り囲んだ
日本
イタリア
イタリア
アメリカ
日本
三人は背中合わせに立ち、 影の集団に対峙する。
アメリカ
日本
イタリア
それぞれ武器を構えたのを皮切りに、
影は三人に 襲いかかってきた
アメリカ
パンッ!バンッ、 バンッッッ!
イタリア
キンッ! ザンッッッ!
日本
アメリカとイタリアの発砲音と 日本刀の金属音が響く。
アメリカ
日本
イタリア
アメリカ
それでも、 三人の顔には疲弊が溜まっていく
その時だった。
日本
日本
いつの間にか、イタリアは 二方面から狙われていた。
イタリア
踊りかかる影にイタリアは硬直する。
ドンッッッ!
日本がイタリアを突き飛ばした。 床に転がる二人は互いに庇い合う。
アメリカ
イタリア
日本
目を瞑る日本とイタリア。
しかし。
衝撃はいつまでたってもやって来ない。
日帝
日帝
───ザンッ!
イタリア王国
───バーーンッ!
大日本帝国とイタリア王国が 二人の前に立ちふさがっていた
日帝は刀を、イタ王は拳銃を 手にしている。
日本
イタリア
アメリカ
叫ぶアメリカに苦笑して、 日帝は日本に、イタ王はイタリアに 手を貸すと、二人は立ち上がった
日帝
イタリア王国
日本
イタリア
イタリアは父親に泣きつく。 日本は首を傾げた。
日本
日帝
イタリア王国
パーンッ!
イタリア王国は話の途中で襲いかかる 影を、ノールックで射殺した
日本
日帝
影に向き合った現国と旧国らは それぞれ武器を構え直す。
日帝
イタリア王国
日本
イタリア
アメリカ
旧国の力は絶大だ。
日帝
次々に屠られる影たち。
イタリア王国
久しぶりの戦闘。 旧国二人の目はギラギラと輝き、 唇は弧を描いている。
もちろん、 現国も負けじと腕を振るう。
そんな国々の優勢に、 影は焦り始めたのだろうか
アメリカ
アメリカ
アメリカの言葉に、 皆は大きく後ろに飛んだ
その刹那。
日本
小さな人型が集まって、
巨大化した影の塊が現れた
パンッ…
アメリカ
アメリカ
イタリア
イタリア
ジリジリと後退する三人。
しかし、日本と日帝は違った。
日帝
日本
ずいっと前に出た二人に、 後ろからアメリカとイタリアが叫ぶ
アメリカ
イタリア
しかし、イタリア王国は笑った
イタリア王国
イタリア王国
日帝と日本は刀の鞘に手をかける
日帝
日本
「「刀の錆にして くれるわっ!」」
───斬ッ!
一刀両断。 二人はその巨体を、 真一文字に斬り伏せた。
アメリカ
アメリカ
イタリア
日帝と日本は、すっ、と刀をおさめる
アメリカ
イタリア
影はもう一体も残っていなかった。 ギギギ…と音を立てて扉が開く。
アメリカ
日本
イタリア
日帝
イタリア王国
日帝
しょんぼりする日本とイタリアに 父親たちは眉を下げて笑う。
イタリア王国
日帝
日本
イタリア
それと、と日帝はアメリカに向き直る。 ゴホンとわざとらしく咳をした。
日帝
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
イタリア王国
微笑んだ旧国二人は そのまま空気に溶けて消えた
アメリカ
日本
イタリア
三人は、扉に向かって走り出した
イタリア
アメリカ
日本
日帝
イタリア王国
アメリカ
日本
日本
イギリス
アメリカ
コメント
4件
こんな神作を1日に二本も投稿して大丈夫なんですか? もう私次の話が楽しみすぎて夜も叫びながら寝てますよ?(多分ない) ホントに無理しないでくださいね?投稿しなかったらそれこそ私叫びながら 街中歩いてますよ。
一日に2作品も見て良いのですか?供給過多です。ありがとうございます。 日帝さんとイタ王君が戦闘狂なの、最高です!ノールック射殺とてもカッコいいです。目をギラギラさせるイタ王君、良いですね。そしてそんなお父様方にメロメロな日伊も可愛いです。日帝さんと日本君の協力プレイにも、心を撃ち抜かれました。我が国に忍者はいたのですね! お父様方とはもうお別れですか……。寂しいです。 次回はイギリスさんが出てくるのですね!楽しみです!