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記憶喪失の私_。

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記憶喪失の私_。

1 - プロローグ︴何もかも忘れた君。

♥

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2022年02月19日

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はぁ、はぁ

小走りで病室へ向かう。

(意識が戻ってないなんて…ッ)

未だに信じ難い事実を嘘だと信じて、

君の病室へと重い足を運んで行った。

由菜ッ!!

病室に着いた瞬間

意識の戻っていない君の名前を叫んだ_

_はずだった。

…は

起きて…る…

(何だ、意識戻ってんじゃん)

はぁ、

その姿を見た瞬間オレは安堵の息を漏らした

由菜…大丈夫

「誰ですか」

…え?

君が事故後、

オレに対して発した最初の言葉はそれだった。

う、嘘だろ…?

今までずっと一緒に居たじゃん…ッ

涙が溢れ出した。

君との思い出はどれも忘れられないくらい大切なものだ。

(なのに…ッ)

どうして…ッ?

真村 由菜 (マムラ ユナ)

真村 由菜 (マムラ ユナ)

すみません、

真村 由菜 (マムラ ユナ)

私も今何が起きているのか、

真村 由菜 (マムラ ユナ)

いや、

真村 由菜 (マムラ ユナ)

私は誰なのか、

真村 由菜 (マムラ ユナ)

此処は何処なのか、

真村 由菜 (マムラ ユナ)

分からないんです。

ッ…

その時の君の表情は、

何処か寂しそうで、

儚い_

今にも消えてしまいそうなものだった。

(…あぁ、)

(出会った時と一緒だ…ッ)

(記憶喪失…か)

由菜は事故で無傷だった。

(おかしいと思ったんだ)

今回の事故は、大怪我してもおかしくないくらいの大事故だったらしい。

(なのに由菜は…)

無傷だった。

(つまり、怪我をしなかった代わりに記憶を失ったのか…)

…良いんだか悪いんだか…笑

真村 由菜 (マムラ ユナ)

ッ…

さっきの由菜の寂しそうな顔。

1番辛いのは由菜自身だろう。

真村 由菜 (マムラ ユナ)

_______________!!

ん、あ、由菜

真村 由菜 (マムラ ユナ)

ねぇ、学校来ないの?

あー、最近忙しくてさ

真村 由菜 (マムラ ユナ)

また喧嘩?!

真村 由菜 (マムラ ユナ)

お願いだから怪我だけはしないでね?

オレを誰だと思ってんだよー!w

真村 由菜 (マムラ ユナ)

あははwww

真村 由菜 (マムラ ユナ)

でも、_____がいない学校はつまんないよ、笑

いつでも会えるだろー?笑

真村 由菜 (マムラ ユナ)

うん…

真村 由菜 (マムラ ユナ)

あ!__________!

真村 由菜 (マムラ ユナ)

電話でてくれてありがと!!

真村 由菜 (マムラ ユナ)

あのさ…

真村 由菜 (マムラ ユナ)

___________!!!

由菜はオレと___________から

ずっと笑顔で、

楽しそうに、

オレの名前を呼んでくれた。

決めた。

由菜の笑顔を、

取り戻してみせるッ!!

記憶喪失の君を_

また笑顔にしてみせる。

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