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第十話:新しい友情の魔法 (最終決戦)
夜風が吹き荒れる旧蒲郡ホテルの屋上。サンセット・シマーは、宿敵の素顔に息をのんだ。彼の名は、サンシャイン・シマー。サンセットがポニーの世界を去った後、同じく人間界に現れた、彼女のもう一人の「影」だった。
Sunshine Shimmer
Sunset Shimmer
サンシャインの胸にある『影の魔法』のシンボルが不気味な光を放つ。その光は、蒲郡の街に再び混乱をもたらそうとしていた。
Sunshine Shimmer
その時、トワイライトが前に出た。
Twilight Sparkle
トワイライトたちがサンセットと手をつなぐと、彼女たちの友情のシンボルが再び輝き始める。その光は、サンセットへと集中し、彼女の身体を七色の光で包み込んだ。サンセットは、自らの『太陽のシンボル』が、以前よりも強く輝いているのを感じた。
Sunset Shimmer
サンセットは、サンシャインに向かって光を放った。二つの魔法の力が激しくぶつかり合う。サンシャインの『影の魔法』は、街の交通システムを再び暴走させ、人々にパニックを引き起こそうとする。しかし、サンセットの『友情の魔法』は、その影の力を浄化し、秩序を回復させていく。
(最終決戦)
サンシャインの怒りと孤独の感情が、影の魔法をさらに強める。だが、サンセットの心には、友人たちとの温かい思い出が満ち溢れていた。彼女は、もはや恐怖を感じていない。彼女を支える友情の力が、何よりも強かったからだ。
Sunset Shimmer
サンセットの言葉が、サンシャインの心に届いた。彼の『影の魔法』が、一瞬だけ揺らぐ。その隙を逃さず、サンセットは、すべての友情の力を込めた一撃を放った。 七色の光が、サンシャインを包み込む。それは、破壊の光ではなく、再生の光だった。サンシャインの胸の『影の魔法』のシンボルは、徐々に薄れていき、代わりに、彼の顔に、安堵の表情が浮かんだ。
Sunshine Shimmer
彼の身体から、『影の魔法』の力が完全に消え去り、サンシャインはその場に倒れ込んだ。
(エピローグ)
翌日、サンシャインは警察庁に身柄を拘束された。彼は、これまでの犯行を全て自供し、なぜサンセットの記憶を狙ったのか、その理由を語った。彼の孤独な過去を知った警察庁のタロウとソラは、彼の更生を助けることを約束した。 そして、サンセットとイエスタ・ガールズは、病院の屋上で夕日を眺めていた。サンセットの記憶は、もう完璧に戻っていた。
Sunset Shimmer
Twilight Sparkle