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瑠璃

コソコソ

瑠璃

バン!

瑠璃

(無言で背後から近づき、シャドウストーカーの足元に撃つ)

​シャドウストーカー 種族: 闇の精霊 レベル: 32 特殊能力: 影と同化し、姿を消す。急所を狙った一撃を得意とする。俊敏性が非常に高い。

ダークフロスト・リザードマン 種族: 氷の魔族 レベル: 45 特殊能力: 口から強力な氷のブレスを吐き出す。硬い鱗に覆われており、物理攻撃が効きにくい。周囲の魔力を吸収し、自身の能力を強化する。

瑠璃の撃った銃弾がシャドウストーカーの影に突き刺さり、一瞬動きが止まった。その隙に怜が詠唱を始める。

怜も普通の魔法も使えるようにする☆

フレイムバインド!

​シャドウストーカーの足元から炎の鎖が噴き出し、動きを完全に封じた。

とと

トリプルショット!

三本の矢がシャドウストーカーの急所を正確に射抜き、魔物は断末魔の叫びを上げて消滅した。

その間に、瑠南はリザードマンと激しい攻防を繰り広げていた。

瑠璃

あいつの鱗は物理じゃきつい!魔力で削り取って!

小幸

アイススパイク

​鋭い氷の槍がリザードマンの鱗に次々と突き刺さり、ヒビが入っていく。その隙を見逃さず、瑠南が渾身の一撃を放った

瑠南

ブレード・ストライク

​剣から放たれた衝撃波がリザードマンを吹き飛ばし、硬い鱗を砕き、その命を絶った。

忘却の淵、最深部 ​激闘の末、一行はついに目的の場所にたどり着いた。そこは、月明かりが差し込む神秘的な広間だった。広間の中央には、美しく光る泉があり、その周りには月光を浴びて淡く輝く花々が咲き誇っている。

小幸

すごい…!この花が、『夜啼きの花』なんですね…!

ああ、間違いないよ。文献に書かれていた通り…だが、一つ奇妙なことがある。

この場所には、守護者の魔物がいるはずだけど、気配がない…?

瑠璃

ほんとだ。あんなに騒いでたのに、急に静かになっちゃった。

瑠璃

なんか、ちょっと怖いな。

瑠南

…違う

瑠南

こいつは…この花だ

瑠南が指差した先には、花びらの一部がゆっくりと動き、まるで生きているかのように震えている「夜啼きの花」があった。その花は、次第に巨大化し、鋭い牙と触手を持つ巨大な植物へと姿を変えていく。

エンシェント・フロスト・ウィスプリー 種族: 禁忌の魔植物 レベル: 60以上 特殊能力: 自身の触手から毒や麻痺効果のある花粉を撒き散らす。周囲の魔力を吸収し、自身を再生・強化する。根は地中を自由に動き回り、不意打ちを仕掛ける。

とと

これが守護者か…!

とと

しかも、とんでもないレベル!みんな、花粉を吸わないで!

とと

こいつは魔法で倒すしかない!

瑠璃

ととちゃんと私で援護するよ!

瑠南

サンダーボルト

小幸

私も力を貸します!

小幸

聖なる光よ、魔を祓いたまえ!ホーリーライト!

瑠璃

花粉を撃ち落とすなんて、私の得意技だ!

瑠璃

散弾アロー!

ととが花粉を避けるように動き回り、触手の一部を切り裂く。その隙に、花粉を放つ器官に仕掛けナイフを突き刺す

激しい攻防の末、巨大な魔植物はついに崩れ落ち、元の「夜啼きの花」に戻った。しかし、その輝きは弱々しく、今にも消えそうだった。

瑠璃

やったか…!小幸、急いで花を採取して!

小幸

はい!…でも、この花、もう寿命が近いみたいです

小幸

このままじゃ枯れてしまう…

国王は、この状態の花を求めていたのかな?

…いや、違う。この花は、誰かの命を救うためのものだったはず…

瑠南

待て…この花の生命力は、このダンジョンの魔力に依存している

瑠南

ダンジョンの魔力が、弱まってる…?

とと

どうするの、リーダー?これじゃ、依頼は達成できないよ!

瑠南

…いや、まだ

瑠南

この花を救う方法は、一つだけある

そう言うと瑠南は、おもむろに自分の魔力を花に注ぎ込み始める。彼女の魔力は、この危険なダンジョンを生き抜いてきた強靭な魔力だった。

瑠南

この魔力を、あなたの命に変えてあげる

瑠南

夜啼きの花…あなたの役目は、まだ終わっていないよ

瑠南の魔力を吸収した花は、再び強い光を放ち始めた。依頼は、見事達成されたのだった。

王城の謁見の間 ​「忘却の淵」での激闘を終え、瑠南たちは王都に戻った。傷つきながらも無事に持ち帰った「夜啼きの花」を、国王に届けるため、一行は厳重な警備が敷かれた王城へ向かう。

瑠南

国王陛下、依頼された『夜啼きの花』を、確かに持ち帰りました

​瑠南が箱を開けると、そこには瑠南自身の魔力で輝きを取り戻した、一輪の美しい花があった。

国王

おお…!まさか、本当に持ち帰るとは…

国王

感謝する、勇敢なる冒険者たちよ

​国王は安堵の表情を浮かべると、すぐに侍女たちに花を王女のもとへ運ぶよう指示した

小幸

あの…この花は、本当に王女様を救うことができるのでしょうか?

国王

ああ、間違いない。娘は幼い頃、魔物の毒に侵されてしまった。

国王

その毒は日に日に娘の命を蝕んでいる。

国王

この花から作られる秘薬『宵闇の雫』は、毒を中和し、娘の命を救うことができるのだ。

とと

よかった…。本当に誰かの命を救うためのものだったんですね

陛下、お言葉ですが、この秘薬は過去に多くの争いを引き起こしたと記録されています

王女様の病が癒えたとしても、その力は危険を伴うものではないのですか?

瑠璃

…危険を承知で、私達を送り込んだってことか

国王

その通りだ。だが、娘には強靭な意思がある。

国王

魔力に溺れることはないだろう。

国王

それに、私は娘に、この秘薬がもたらす力だけでなく、その危険性も教えるつもりだ。

国王

二度と同じ過ちを繰り返さないためにもな。

​王の言葉に、瑠南たちは納得した。依頼の裏にあった真実を知り、彼女たちの心は安堵と誇らしさで満たされた。

ギルドの依頼報告所 ​王城での報告を終え、瑠南たちはギルドに戻り、依頼完了の手続きを済ませていた。

瑠南

今回の報酬は、この依頼の危険性を考慮しても破格なんだ

瑠南

みんなで山分けすれば、当分は何も心配いらないよ

とと

やったー!私、新しい弓を買っちゃおうかな!

とと

これで、もっと強くなれる!

私は、新しい魔導書と、それに使う触媒でも探す

小幸

私は、回復魔法の腕を磨くために、新しい杖を探します

小幸

どんな傷でも癒せるようになりたいから…

瑠璃

…私は、新しい銃を注文する。今回の報酬で、最高級の銃が買える

瑠南

みんな、今回の依頼は本当に大変だった

瑠南

けどなんとかやり遂げることができた

瑠南

ありがとう

瑠璃

そうだね、リーダー!瑠南がいたから、私たち頑張れたよ!

小幸

瑠南さん、本当にありがとう

いつも冷静な判断力で助けられてる!これからもよろしく!

とと

リーダーについていってよかった

瑠南

もっと面白い依頼を探そう

​依頼の成功は、彼女たちの絆をさらに強固なものにした。そして、この五人の女性冒険者たちの新たな冒険が、今、まさに始まろうとしていた。

るん

めっちゃいい感じに終わったけど全然続くからね?

るん

安心してね?

るん

てことで

るん

おつるん!

目指すは世界の終わり【参加型】

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コメント

9

ユーザー

おおおおお!!!すげぇぇぇぇ!(語彙力皆無) 続きが楽しみすぎる!

ユーザー

投稿ありがとうございます! 楽しみながら読ませていただきました! 続きが楽しみです!!

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