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いつのまにか私は家を出ていた
外は雨が降っていて
私の心のように
寂しくて冷たい雨だった
私は
嘘でもいいから
愛してるって
愛してるって
愛してるって
言って欲しかった
花音
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
春千夜
どうしたんだ
春千夜
俺春千夜
花音
(顔をあげる)
花音
私灰谷花音
春千夜
灰谷兄弟の！？
花音
あっ間違えた
花音
今のは忘れてﾆｺ
春千夜
笑った振りするのやめろよ
春千夜
辛いことあんだろ
花音
蘭と竜胆って梵天？っていう所に入ってるんでしょ？
春千夜
おう、いるけど
花音
私も入りたい……
春千夜
はっ？まぁ１回首領のところ行って確認しよう
春千夜がこの時助けてくれたおかげで
今梵天にいる
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作品ページ
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