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帝
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#東リベ
🪐MMM🧪
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最 低 な 恋 を し た
だ け ど 、
私 に と っ て は 、
そ れ が
最 高 に 幸 せ だ っ た
初めて君に会ったのは8歳だった
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
彼の第一印象は「美しい」だった。
この世の美しいものを全て注ぎ込んだような
私にとって衝撃的で
愛 沼 幸
気がついたら声をかけていた
今思えば一目惚れだったのかもしれない
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
最初はウザがられてたけど、
イザナはいつも私に優しくしてくれた
それがたまらなく嬉しかった
だから私はイザナに尽くした
イザナの幸せが、私の幸せだった
イザナの兄が来た時は一緒に喜んで、
イザナが帰ってくるまでずっと待ってた
戻ってきた時は嬉しかった
でも、ある日イザナは変わってしまった
あの後、
鶴蝶は一命を取り留めたけど
イザナは帰らぬ人となった
入院してる鶴蝶に会いに行った時、
イザナの最期を聞いた
鶴蝶を庇って撃たれた時、
「俺にはお前と幸しかいないから」
と。
イザナは私に宛ててこう言ったらしい。
「幸には今まで悪いことをした。」
「謝ってちゃんと向き合いたい。」
そう言ってたそうだ。
【あとがき】
杏月です!
久々の読切はいかがでしたでしょうか?
最近全然浮上できてなくてたぶん数ヶ月ぶりの作品投稿ですね!
今回は依存系の恋愛ものを書かせていただきました!
前々からこの作品書くことは決めていて、
やっと完成させることができました!(笑)
久々なので何を書いてるのかよく分からないかもしれない(笑)
コメント沢山くださると嬉しいです💕︎💕︎
これからも杏月をよろしくお願いします🩵
2026/08/26
私が施設に入ってしばらく経った頃
鶴蝶と出会った
いつの間にか3人で一緒にいることが増えてた
愛 沼 幸
鶴 蝶
黒 川 イ ザ ナ
鶴 蝶
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
鶴 蝶
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
鶴 蝶
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
鶴 蝶
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
相手を思いやれるイザナが好き
誰かのために強くなろうとするイザナが好き
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
愛 沼 幸
黒 川 イ ザ ナ
だから、私は
愛 沼 幸
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
愛 沼 幸
イザナの隣にずっといたい
黒 川 イ ザ ナ
愛 沼 幸
愛 沼 幸
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
私に優しいイザナ
甘いキス
握ってくれる優しい手
頬を赤らめた私
だけどいつもイザナの目は
私を見ているようで見ていなくて
愛 沼 幸
愛 沼 幸
黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
イザナはいつも、「好き」と言ってくれない
今の言葉も、偽りだって分かってる
あなたは家族で満たされない不満を、
1番近くにいた私に押し付けてるんだって。
それでも、
歪な形でも、
イザナに必要とされることが嬉しかった。
抱きしめてくれるイザナの温もりが、
私の心を満たしてくれた
だって私にはイザナしかいないから
いつか絶対私に本物の言葉を言ってくれると
信じていた
それなのに……
愛 沼 幸
あの日、
いつもなら時間通りに帰って来るイザナが、
この日だけ帰ってこなかった
心配になった私は
鶴蝶からこっそり聞いた情報を頼りに
イザナのいる元へ向かった
そこには銃で撃たれて倒れたイザナと鶴蝶が横たわり、
周りに黒と赤の特攻服を着た人達が呆然と立ち尽くしていた
今まで嗅いだことない程の濃い血の匂いが
私の鼻にこびりついた
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
私は地面に流れた大量の血を気にせずに、
イザナの横にきて膝をついた
朝、いつも起こすように彼の肩を揺すった
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
私はイザナに声をかけた
私は赤い特服を着た人達にここを離れるように引きずられても、
私はイザナに離れまいと
抗ったけど結局ダメだった
愛 沼 幸
煙草を口にして煙を吐いても、
私の口の中はいつもチョコレートのように、
甘くて苦いあの味を思い出してしまう。
愛 沼 幸
あの日から眠る度にイザナの夢を見る。
イザナと過ごした夜を思い出す。
どこか苦しそうなイザナの顔を思い出す。
幼き頃の、イザナを思い出す。
そして、あの雪の日のように
心から笑ってるイザナとの未来を夢に見る。
イザナが生きていたら今頃、どうなっていたのだろう。
イザナが死んでから、私の時間はあの日から針が止まってる。
愛 沼 幸
私たちは、どこで生き方を間違えたのだろう。
愛 沼 幸
愛 沼 幸
それでも私は、
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
イザナが最低だったとしても、
あなたと過ごした最低で歪な関係の日々も、
幸せなに変換してしまう。
私はきっと何度生まれ変わってもイザナに青春を奪われる。
愛 沼 幸
愛 沼 幸
愛 沼 幸
イザナ、大好きだよ───。
チャポン───。
読 切 作 品
「 君 は 花 泥 棒 」
fin.
コメント
1件
杏月さん、読ませていただきました……! 「最低な恋」と切り出しながら、最後まで幸ちゃんの視点にずっと引きずり込まれるような読後感でした。子供時代の3人の城づくりがこんなに温かいからこそ、イザナが変わってしまった後の歪な関係や、最期の「謝ってちゃんと向き合いたい」という言葉が刺さりますね。それでも「幸せだった」と変換してしまう幸ちゃんの心情が、タイトルの《花泥棒》に重なって余韻が深いです。素敵な読切をありがとうございます🕊️