中学生の叶
お父さん…もう、やめてよ…!
叶の父親
うるさい!お前は黙って寝てろ!
中学生の叶
分かったから…!もうお母さんを殴んないでよ!!!
叶の父親
分かったんなら早くどっか行けよ!!!
中学生の叶
っ…
叶の母親
痛いっ…
叶の母親
悪かったから…やめて…
叶の父親
黙れ!喋ってんじゃねぇよ!!!
中学生の叶
お母さん…っ
突然の出来事だった。
中学生の叶
…
叶の母親
いやあああぁぁぁっ!
叶の父親
うるせぇんだよ!!!
なかなか眠くならなかった。
ベットの上で大人しくしていた
そしたら
お父さんの怒鳴り声と
お母さんの悲鳴が下の階から聞こえてきて
僕は慌てて階段を降りた。
実際のリビングは酷かった。
お父さんはお母さんのことを怒鳴りながらずっと殴っている
お母さんは髪の毛がボサボサで
殴られ続けていて動けなくなっていた
僕はスマホを手に取り、警察をよんだ。
怖かった。
いつも優しくて穏やかなお父さん
僕のことを1番に考えてくれたお母さん
あんなに仲が良かったお父さんお母さん
どうしてこんなことになってしまったの
なんで…
暫くして、警察が来た。
お父さんは取り押さえられ
お母さんは救急車に運ばれた
救急隊員
君。
中学生の叶
え、はい…
救急隊員
警察を呼んでくれた子だよね?
中学生の叶
はい、そうですけど…
救急隊員
今、君のお母さんは救急車に運ばれたんだ。
救急隊員
子供として、一緒に救急車に乗らなくちゃいけないんだけど、大丈夫かな?
中学生の叶
…分かりました…
僕はお母さんが運ばれた救急車に乗った
叶の母親
叶…?
中学生の叶
やめて…!
中学生の叶
お母さん…無理して喋んないでよ!
叶の母親
…
お母さんは悲しそうな顔をした
なんで
なんで
なんで
なんで僕が、お母さんが、こんな目に…
お父さん、なんでよ…
離婚…?嫌だよ…
また楽しい生活に戻りたいよ…
中学生の叶
…っ、お母さんっ…グスッ
𝐍𝐞𝐱𝐭▶♡300